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Oracle® Server X6-2 サービスマニュアル

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更新: 2016 年 4 月
 
 

ファンモジュールの取り外し

ファンモジュールを保守するために、サーバーの電源を切る必要はありません。

交換用のファンを用意して、すぐに取り付ける準備ができない場合は、この手順を開始しないようにしてください。


Caution

注意  -  Oracle Server X6-2 のファンモジュールを取り外して交換する場合は、システム内の適切な冷却を維持するために、手順全体を 20 秒以内に完了する必要があります。ファンモジュールの取り外しと交換は一度に 1 つずつ行います。交換手順を開始する前に、交換用のファンモジュールが用意されており、取り付ける準備ができていることを確認します。各ファンモジュールには 2 つのファンがあり、ファン 1 つにつき 2 つのファンモーターが搭載されています。ファンモジュールから Oracle ILOM に 4 つのタコメーター信号を報告できるように、4 つのファンモーターは個別のタコ信号を提供します。ファンモジュール内の 1 つのファンモーターのみに障害が発生している場合でも、ファンモジュールを取り外している間は、Oracle ILOM サービスプロセッサでは、4 つのファンモーターが回転できないものとして検出されます。取り外しから 20 秒以内にファンモジュールが交換されない場合、Oracle ILOM は熱によるシステムの損傷を防ぐために、保護アクションとしてシステムを自動的にシャットダウンします。


  1. サーバーを保守位置まで引き出します。

    サーバーを保守位置に引き出すを参照してください。

  2. ファンモジュールにアクセスするには、サーバーファンのドアを開きます。

    サーバーのファンドアを開くを参照してください。


    Caution

    注意  - 十分な通気を維持してサーバーを適切に冷却するには、60 秒以内にサーバーファンのドアを閉じてください。サーバーの動作中に 60 秒を超える時間ドアを開けたままにすると、サーバーが過熱してシャットダウンする可能性があります。


  3. 障害のあるファンモジュールを特定します。

    各ファンモジュールには、それぞれステータスインジケータ (LED) があります。LED が消灯している場合、ファンは良好です。LED がオレンジ色に点灯している場合は、ファンに障害が発生しています。それらの LED は、次の図に示すように、シャーシ中央の壁面の、ファンモジュールに隣接する位置にあり、ファンモジュールと整列するように並んでいます。

    図 11  サーバーのファンモジュールのステータスインジケータ


    image:ファンモジュールのステータス LED を示す図

    ステータスインジケータの名前
    状態の意味
    ファンモジュールのステータス
    オフ/オレンジ色
    • オフ - ファンモジュールが正しく取り付けられ、仕様範囲内で動作しています。

    • オレンジ色 - ファンモジュールに障害が発生しています。システムによってファンモジュールの障害が検出されると、正面の上部にあるファン LED およびフロントパネルと背面パネルの保守要求 LED も点灯します。

  4. 障害のあるファンモジュールを取り外します。
    1. ファンの間のプラスティックにあるくぼみに親指と人差し指を入れて、ファンモジュールをつまみます。
    2. ファンモジュールをまっすぐ持ち上げて、シャーシから取り出します。

      Caution

      注意  -  ファンモジュールを取り外す際、前後に揺すらないでください。ファンモジュールを揺すると、マザーボードのコネクタが損傷する可能性があります。


      図 12  ファンモジュールの取り外し


      image:ファンモジュールの取り外しを示す図。

  5. ファンモジュールを脇に置きます。

    Caution

    注意  - ファンコンパートメント内のほかのコンポーネントの保守作業を行う場合は、システムをシャットダウンし、電源コードを取り外してください。


  6. 次に実行する手順を確認します。
    • ほかの手順の一部としてファン構成部品を取り外した場合は、その手順に戻ります。

    • それ以外の場合は、ファンモジュールの取り付けに進みます。

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