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Oracle Linux 6更新7 (SPARC)制御ドメインでのOracle VM Server for SPARCサービスの構成は、Oracle Solaris制御ドメインでのサービスの構成と似ています。 Oracle VM Server for SPARC 3.4管理ガイドのサービスと制御ドメインの設定に関する項を参照してください。
次の構成手順は、Oracle Solaris OSの手順とは異なります。
Oracle Linux 6更新7 (SPARC)では、メモリーまたは仮想I/Oの動的再構成(DR)はサポートされません。
制御ドメインで遅延再構成を開始します。
primary#
ldm start-reconf primary
(オプション)
ldmd
サービスが自動リカバリをサポートするように構成するには、LDMD_ARGS
環境変数を/etc/sysconfig/ldmd
ファイルに設定します。primary#
echo 'export LDMD_ARGS="-autorecovery 3”' >> /etc/sysconfig/ldmd‘
自動リカバリは、自動保存されたサービス・プロセッサ(SP)構成(SPに格納されている構成より新しいもの)に自動的に適用されます。
注意Oracle Linux 6更新7 (SPARC)はサービス・ツールを使用して
ldmd
またはldmad
のようなサービスを管理します。(オプション)
ldmad
についてデバッグを有効にするには、LDMAD_ARGS
環境変数を/etc/sysconfig/ldmad
ファイルに次のように設定します。primary#
echo 'export LDMAD_ARGS="-d”' >> /etc/sysconfig/ldmad
Oracle Linux 6更新7 (SPARC)のネットワーク・アーキテクチャはOracle Solaris OSのネットワーク・アーキテクチャとは異なります。
Oracle VM Server for SPARC仮想スイッチは、Oracle Linux 6更新7 (SPARC)のブリッジとして、仮想スイッチをホストするサービス・ドメインに構成されます。 仮想スイッチ・ポートは、ブリッジに追加された
vif
インタフェースとして表されます。 仮想スイッチを物理ネットワーク・インタフェース(net-dev
)を使用して構成した場合、その物理ネットワーク・インタフェースが、仮想スイッチに対応するブリッジに追加されます。 仮想スイッチの物理ネットワーク・インタフェースにIP構成がある場合、そのIP構成は物理ネットワークからブリッジに自動的に移動されます。 ブリッジが削除されると、IP構成は物理ネットワーク・インタフェースに戻ります。仮想スイッチを有効にするには、
/etc/udev/rules.d/99-vsw.rules
ファイル内でudev
ルールのコメントを外します。 このルールは、デフォルトでは無効です。primary#
sed -i '/SUBSYSTEM/ s/^#//' /etc/udev/rules.d/99-vsw.rules
udev(8)
のマニュアル・ページを参照してください。udev
ルールを有効にして、制御ドメインの構成が完了したら、リブートが必要です。仮想スイッチ(
vsw
)デバイスは、ドメインがバインドされるまで存在しません。ドメインがバインドされるときに、ブリッジが作動していることを確認します。
primary#
brctl show
bridge name bridge id STP enabled interfaces vsw0 8000.0010e09a37b6 no eth0 vif0.0 vif0.1ディスク・バックエンドの場合、可能であればファイルまたは物理ディスクを使用するとパフォーマンスが向上します。 Oracle Linux 6更新7 (SPARC)にはZFSボリュームはなく、LVMがあることに注意してください。