このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

5.2 追加パッケージおよびYumの構成

デフォルトでは、Oracle Linux 6更新7 (SPARC)のすべての新規インストールがOracle Linux Yum Serverを使用するように自動的に構成されます。 Oracle Linux 6更新7 (SPARC)の実行に必要なすべての基本パッケージはISOイメージに含まれています。

Exadataプラットフォームで必要となる、これらのパッケージに対するセキュリティ・パッチと更新は、Oracle Linux Yum Serverのol6_latestチャネルで入手できます。 この環境での開発に必要なパッケージは、Oracle Linux Yum Serverのol6_software_collectionsチャネルから追加で入手できます。 このサービスを使用するには、Oracle Linuxサポート・サブスクリプションは必要ありません。 latestチャネルはデフォルトで有効です。 Oracle Linux Yum Serverから更新を入手する方法およびOracle Linux 6 (SPARC)の最新リリースのyum構成ファイルを更新する方法の詳細は、http://yum.oracle.comを参照してください。

Oracle Linux 6更新7 (SPARC)のol6_software_collectionsチャネルでは、Oracle Linux 6 (x86)用のソフトウェア・コレクション・ライブラリの限定的なサブセットが提供されます。これは、このプラットフォームへの最新開発ツールの提供を目的とするものです。

Unbreakable Enterprise Kernelリリース4および関連するOFEDパッケージのセキュリティ・パッチと更新は、Oracle Linux Yum Serverの次のチャネルで入手できます。

  • ol6_UEKR4チャネル - Oracle Linux 6 (SPARC64)用のUnbreakable Enterprise Kernelリリース4の最新パッケージが含まれます。

  • ol6_UEKR4_OFEDチャネル - Oracle Linux 6 (SPARC64)用のUnbreakable Enterprise Kernelリリース4のOFEDサポート・ツール・パッケージが提供されます。

追加のチャネルを有効にするには、https://yum.oracle.com/sparc64/public-yum-ol6.repoをダウンロードして/etc/yum.repos.d/public-yum-ol6.repoに保存します。 このファイルをテキスト・エディタで開き、指定のチャネルにenabled=1を設定します。

ソフトウェア・コレクションに含まれるパッケージの使用

ソフトウェア・コレクションのパッケージのいずれかを使用するには、次のようにyumコマンドを使用してコレクションをインストールします。

# yum install devtoolset-3

ソフトウェア・コレクションに含まれるパッケージを使用するには、最初にscl-utilsパッケージに含まれるsclコマンドを使用してコレクションを有効にする必要があります。 ソフトウェア・コレクションを他のアプリケーションが使用できるようにするには、enableアクションを指定してsclユーティリティを使用します。 たとえば、bashシェルでdevtoolset-3を使用できるようにするには次のようにします。

# scl enable devtoolset-3 bash

ソフトウェア・コレクション・ライブラリの詳細は、 https://docs.oracle.com/cd/E37670_01/E59096/html/index.htmlOracle Linux 6ソフトウェア・コレクション・ライブラリ・リリース・ノートを参照してください。