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3.3.7.8 ゲスト・ドメインによって使用される物理ディスクをOracle Linux lvm.confファイルから除外する必要がある

ゲスト・ドメインで使用されるすべての物理ディスクを、その物理ディスクを所有するサービス・ドメインの/etc/lvm/lvm.conf構成ファイルから除外します。

次の例のglobal_filterの値は、4つのディスク(/dev/sda/dev/sdb/dev/sdcおよび/dev/sdd)を含むサーバーに基づいています。 サービス・ドメインは/dev/sdaディスクと/dev/sdbディスクを使用します。

次のいずれかのglobal_filter値を指定します。

  • 明示的に含める場合。 サービス・ドメインによって使用されるディスクを含め、他のすべてのディスクを除外するフィルタを作成します。

    global_filter = [ "a|^/dev/sda[0-9]*$|", "a|^/dev/sdb[0-9]*$|", "r/.*/" ]
  • 明示的に除外する場合。 サービス・ドメインによって使用されないディスクを除外し、他のすべてのディスクを含めるフィルタを作成します。

    global_filter = [ "r|^/dev/sdc[0-9]*$|", "r|^/dev/sdd[0-9]*$|", "a/.*/" ]

その後、/etc/lvm/lvm.confファイルを更新してから、次の手順を実行します。

  1. ブート用のinitramfsイメージを更新します。

    svcdom# dracut -f
  2. /etc/lvm/lvm.confファイルを更新したサービス・ドメインをリブートします。

    svcdom# reboot