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5.1.1 ブート・ディスクのパーティション化について

SPARCプラットフォームではSunディスク・ラベル・パーティション化形式(SMI VTOC)が使用されます。 この形式には次の制約があります。

  • パーティション表は8パーティション(0-7)に制限されます。パーティション2はディスク全体を表すため使用できません。

  • このパーティション形式では、論理ブロック・アドレス(LBA)ではなくシリンダヘッドセクター・アドレス(CHS)が使用されます。 この結果、システム・ディスクの最大サイズが2TBになります。 ただし、追加のディスクはGUIDパーティション表を使用できます。これにはOracle Linuxがアドレス指定でき、OpenBootファームウェア・ドライバの機能による制限はありません。

  • Sunのラベル・パーティション化方法では、データをセクターではなくシリンダ境界に合せて割り当てます。 この結果、インストーラによって、入力した値がシリンダ位置に合うように調整されます。 たとえば、パーティション・サイズ1000MBを指定した場合、実際のサイズが1004MBになる可能性があります。

  • システム・ディスクのデフォルト・レイアウトでは、システム・ディスクの1GBがext3ファイル・システム形式でブート・パーティションに割り当てられます。 残りのシステム・ディスクは、OpenBootファームウェアの制御が及ばない1つの論理ボリュームになり、スワップ領域ボリュームと、残りのシステム・インストールのボリュームに分けられます。