Oracle® Solaris 11.2 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ディスク上のファイルの暗号化

ほかのユーザーがアクセスできないようにすることによって、ファイルを安全に保つことができます。たとえば、600 のアクセス権を持つファイルは、その所有者と root アカウントを除き、読み取ることができません。アクセス権 700 の付いたディレクトリも同様です。ただし、ほかのだれかがユーザーパスワードや root パスワードを推測して発見すると、そのファイルにアクセスできます。さらに、アクセス不能なはずのファイルも、システムファイルのバックアップをオフラインメディアにとるたびに、バックアップテープ上に保存されます。保護を強化するために、ディスク上の暗号化または暗号化フレームワークのコマンドを使用できます。

ZFS ファイルシステムの詳細は、Oracle Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理 のZFS ファイルシステムの暗号化を参照してください。

暗号化フレームワークは、digestmac、および encrypt コマンドを提供します。通常のユーザーは、これらのコマンドを使用してファイルやディレクトリを保護することができます。詳細は、Oracle Solaris 11.2 での暗号化と証明書の管理 の第 1 章暗号化フレームワークを参照してください。