Oracle® Solaris 11.2 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 9 月
 
 

アクセス制御リストの使用

ACL (「アクル」と読む) では、ファイルアクセス権の制御をより強化できます。ACL は、従来の UNIX ファイル保護機能では不十分な場合に追加で使用します。従来の UNIX ファイル保護機能は、 所有者、グループ、その他のユーザーという 3 つのユーザークラスに読み取り権、書き込み権、実行権を提供します。ACL では、ファイルセキュリティーを管理するレベルがさらに詳細になります。

    ACL を使用すると、次に示すような、きめ細かいファイルアクセス権を定義できます。

  • 所有者のファイルアクセス権

  • 所有者のグループのファイルアクセス権

  • 所有者のグループに属していないユーザーのファイルアクセス権

  • 特定ユーザーのファイルアクセス権

  • 特定グループのファイルアクセス権

  • 以上のカテゴリそれぞれのデフォルトアクセス権

アクセス制御リスト (ACL) を使用して ZFS ファイルを保護する方法については、Oracle Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理 の第 7 章ACL および属性を使用した Oracle Solaris ZFS ファイルの保護を参照してください。レガシーファイルシステムでの ACL の使用については、Oracle Solaris 11.2 でのファイルのセキュリティー保護とファイル整合性の検証 のアクセス制御リストによる UFS ファイルの保護を参照してください。