Oracle® Solaris 11.2 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ウイルススキャンについて

データは、各種スキャンエンジンを使用するスキャンサービス vscan によってウイルスから保護されます。スキャンエンジンとは、外部ホストに常駐するサードパーティーのアプリケーションであり、ファイルで既知のウイルスを調べます。ファイルがウイルススキャンの候補となるのは、そのファイルシステムが vscan サービスをサポートし、そのサービスが有効になっていて、ファイルのタイプが対象外になっていない場合です。そして、ファイルが最新のウイルス定義でまだスキャンされていない場合、またはファイルが最後にスキャンされた以後に変更されている場合、ファイルのオープンおよびクローズ操作中にウイルススキャンが実行されます。

vscan サービスは、複数のスキャンエンジンを使用するように構成できます。vscan サービスで 2 つ以上のスキャンエンジンを使用することがベストプラクティスです。ウイルススキャンの要求は、使用できるすべてのスキャンエンジンに配信されます。

vscanadm show コマンドは、システム上に構成されているスキャンエンジンを一覧表示します。

# vscanadm show
max-size=1GB max-size-action=allow
types=+* 
no scan engines configured