Oracle® Solaris 11.2 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ファイルシステムでウイルススキャンを有効にする方法

ファイルのウイルススキャンを可能にするには、ファイルシステムコマンドを使用します。たとえば、ZFS ファイルシステムをウイルススキャンに組み込むには、zfs(1M) コマンドを使用します。

ZFS ファイルシステムでは、一部の管理タスクを特定のユーザーに委託できます。委託管理の詳細は、Oracle Solaris 11.2 での ZFS ファイルシステムの管理 の第 8 章Oracle Solaris ZFS 委任管理を参照してください。

始める前に

ZFS File System Management または ZFS Storage Management 権利プロファイルが割り当てられている管理者になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  • ZFS ファイルシステムでのウイルススキャンを有効にします。
    # zfs set vscan=on zfs-file-system

    たとえば、ZFS ファイルシステムが path/pool/volumes/vol1 である場合は、次のコマンドを入力します。

    # zfs set vscan=on path/pool/volumes/vol1