–b オプションを使用することで、Oracle Solaris ISO インストールイメージからカーネルゾーンをインストールできます。
# zoneadm –z zonename install –b path-to-iso-file
次の点に注意してください。
対話型テキストインストールとメディアからの自動インストールの両方がサポートされています。ライブメディアインストールはカーネルゾーンでサポートされていません。これらのインストール方法の詳細は、Oracle Solaris 11.3 システムのインストール の パート 2, インストールメディアを使用したインストール,を参照してください。
インストールイメージ内の Oracle Solaris のバージョンはカーネルゾーンをサポートしている必要があるため、Oracle Solaris 11.2 以上である必要があります。カーネルゾーンホストでのハードウェアおよびソフトウェアサポートの確認を参照してください。
インストールを開始するには、ISO イメージへの完全なパスを含める必要があります。そうでない場合、Oracle Solaris のインストールは失敗します。
特定のリソースおよびパッケージ構成を含む AI マニフェストと組み合わせたインストールイメージからインストールできます。
ISO ファイルからの Oracle Solaris のインストール中に、カーネルゾーンがブートされ、ゾーンコンソールに接続されます。ゾーンコンソールの使用方法については、Oracle Solaris ゾーンの作成と使用 の ゾーンコンソールログインを参照してください。
注意 - インストールが完了する前に、カーネルゾーンコンソールを終了するか、切断すると、インストールが失敗します。 |
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
global# zoneadm -z zonename install -b path-to-iso-file
たとえば、/var/tmp/solaris-media.iso にある イメージをカーネルゾーン kzone2 にインストールするには:
global# zoneadm -z kzone2 install -b /var/tmp/solaris-media.iso
詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の 割り当てられている管理権利の使用を参照してください。
/var/tmp/solaris-media.iso にあるイメージをカーネルゾーン kzone2 にインストールし、特定のリソースおよびパッケージ構成を含む AI マニフェスト /var/tmp/kz_manifest.xml も使用するには:
global# zoneadm -z kzone2 install -b /var/tmp/solaris-media.iso -m /var/tmp/kz_manifest.xml