ソースホストとターゲットホストの両方がカーネルゾーンのハードウェアおよびソフトウェアの最小要件 (Oracle Solaris カーネルゾーンのハードウェアおよびソフトウェア要件を参照) を満たすことに加え、ソースシステムとターゲットシステムの両方が次のライブ移行の要件を満たしている必要があります。
両方のホストのオペレーティングシステムが Oracle Solaris 11.3 である必要があります。
SPARC ベースシステム間で移行する場合は、次のファームウェアバージョンがインストールされている必要があります。
システムファームウェア 8.8 以上がインストールされている SPARC T4 システム
システムファームウェア 9.5 以上がインストールされている SPARC T5、SPARC M5、または SPARC M6 システム
SPARC T7 または SPARC M7 シリーズサーバー。すべてのファームウェアバージョンがサポートされています。
XCP ファームウェア 2280 以上がインストールされている富士通 M10 または SPARC M10 サーバー。
ファームウェアバージョン要件に加え、異なる SPARC アーキテクチャー間で移行する場合は、SPARC カーネルゾーンのウォーム移行およびライブ移行用の CPU 移行クラスの指定の説明に従って、cpu-arch プロパティーを設定する必要があります。
さらに、ライブ移行のソースホストとターゲットホストには次が必要です。
ゾーンによって使用されるすべてのストレージは、ソースホストとターゲットホストの両方からアクセスできる共有ストレージを持っている必要があります。Oracle Solaris ゾーンの作成と使用 の 第 13 章, 共有ストレージでの Oracle Solaris ゾーンの使用開始を参照してください。ローカル専用ディスクパスはライブ移行ではサポートされません。
ソースホストとターゲットホストの両方に互換性を持ち整合性を保つようにゾーン構成を設定する必要があります。Oracle Solaris ゾーン構成リソースを参照してください。
次のサービスの実行中のインスタンス。
カーネルゾーンのライブ移行サービス、 svc:/network/kz-migr:stream。ターゲットホストのポート 8102 が開いている必要があります。
Oracle Solaris リモート管理デーモン (RAD)。TCP、TLS、および SSH トランスポートがサポートされています。RAD の詳細は、Remote Administration Daemon Developer’s Guideを参照してください。
NTP (Network Time Protocol) サーバー。NTP の詳細は、Oracle Solaris 11 ネットワークサービスの紹介 の ネットワークキャッシングおよび時間関連のサービスを管理するための主要なタスクを参照してください。
Oracle Solaris サービスの管理の詳細は、Oracle Solaris 11.3 でのシステムサービスの管理 の 第 3 章, サービスの管理を参照してください
ソースホストとターゲットホストの間で構成済みの SSH 公開鍵認証。公開鍵認証は、SSH がプロンプトを必要としないように構成されている必要があります。Oracle Solaris 11.3 での Secure Shell アクセスの管理 の Secure Shell で使用する公開鍵と非公開鍵のペアを生成する方法を参照してください。
カーネルゾーンのライブ移行には、10 Gb Ethernet リンクを使用することをお勧めします。