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Oracle® Solaris カーネルゾーンの作成と使用

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更新: 2016 年 11 月
 
 

Oracle Solaris カーネルゾーンのハードウェアおよびソフトウェア要件

ライブ移行など、カーネルゾーンで最新の機能を使用するには、ホストオペレーティングシステムで少なくとも Oracle Solaris 11.3 を実行している必要があります。

物理マシンが次の要件を満たしている必要があります。

SPARC ベースの システム:

  • システムファームウェア 8.8 以上がインストールされている SPARC T4 シリーズサーバー。

  • システムファームウェア 9.5 以上がインストールされている SPARC T5、SPARC M5、または SPARC M6 シリーズサーバー。

  • SPARC T7 または SPARC M7 シリーズサーバー。すべてのファームウェアバージョンがサポートされています。

  • カーネルゾーンを実行する場合、XCP ファームウェア 2230 以降および Oracle Solaris 11.3 以降を使用する Fujitsu M10 または SPARC M10 サーバー。

    Fujitsu M10 システムでカーネルゾーンのライブ移行機能を使用するには、Fujitsu M10 システムのプロダクトノートのファームウェア要件に従います。

最新のシステムファームウェアのダウンロードについては、Oracle システムのファームウェアのダウンロードとリリース履歴に関する Web ページを参照してください。

x86 ベースのシステム:

  • Intel ベースシステムには Nehalem またはそれ以降のプロセッサが必要です

  • AMD ベースシステムには Barcelona またはそれ以降のプロセッサが必要です

  • BIOS では、次の機能が有効になっている必要があります。

    • CPU 仮想化 (VT-x など)

    • EPT、NPT、または RVI (Rapid Virtualization Indexing) とも呼ばれる Extended/Nested Page Table のサポート

    • NX、XD、No-Execute Memory Protection、No Execute Mode Mem Protection、Execute Disable、または Execute Bit サポートとも呼ばれる、No-eXecute のサポート

SPARC および x86 ベースの システムでは次のものが必要です。

カーネルゾーンは、大域ゾーンのパブリッシャーとデフォルトの AI マニフェスト、カスタム AI マニフェスト、Oracle Solaris インストールメディアの ISO イメージ、または統合アーカイブを使用してインストールできます。

–a–b、または –m オプションが指定されないかぎり、インストールの実行にはデフォルトの AI マニフェスト /usr/share/auto_install/manifest/default.xml と、大域ゾーンの pkg パブリッシャーが使用されます。 サポートされている インストーラは、テキストインストーラおよび Automated Installer です。これにより、サポートされている任意の Oracle Solaris バージョン をインストールできます。 Oracle Solaris 11.2 はカーネルゾーンでサポートされる最初のバージョンの Oracle Solaris です。

Oracle Solaris ゾーン は、 Oracle VM Server for SPARC (以前は「Sun 論理ドメイン」と呼ばれていました) 上のゲストで実行できます。各 Oracle VM Server for SPARC ドメインには、実行できるカーネルゾーンの数に個別の制限があります。制限は、SPARC T4 または SPARC T5 システムでは 768、SPARC M5 または SPARC M6 システムでは 512、Fujitsu M10 システムでは 256 です。

カーネルゾーンは、Oracle VM Server for x86 ゲスト内、または Oracle VM VirtualBox 上で実行できません。


注 -  SPARC ベースシステムでは、Oracle VM Server for SPARC ドメイン内で実行中のカーネルゾーンによってゲストドメインの Oracle VM Server for SPARC ライブ移行がブロックされます。詳細は、Oracle Solaris 11.3 のリリースノートを参照してください。

SPARC ベースシステムでのカーネルゾーンのライブ移行には、追加のソフトウェアおよびファームウェア要件があります。ライブ移行の要件を参照してください。


注 -  システム上でさまざまなゾーンブランドを実行できますが、カーネルゾーンを実行する場合は、ゾーンの実行用にカーネルゾーンホストを予約し、大域ゾーンでアプリケーションを実行しないようにしてください。