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Oracle® Solaris カーネルゾーンの作成と使用

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更新: 2016 年 11 月
 
 

Oracle Solaris カーネルゾーンでの仮想機能とシャドウ VNIC の使用

カーネルゾーンの仮想機能は、カーネルゾーンに属する anetzonecfg iov プロパティーが on または auto に設定されているときに作成されます。VF はホストシステムによってカーネルゾーンに割り当てられます。

カーネルゾーンに割り当てられた各 VF には、ホスト内のシャドウ VNIC が関連付けられます。シャドウ VNIC を使用してネットワーク統計情報を表示できます。

次にシステム global のシャドウ VNIC kzone1/net0の出力例を示しています。

global# dladm show-link
LINK                CLASS     MTU    STATE    OVER
net1                phys      1500   unknown  --
net0                phys      1500   up       --
net2                phys      1500   up       --
kzone1/net0         vnic      1500   unknown  net1 
global# dlstat show-link kzone1/net0
LINK               IPKTS   RBYTES    OPKTS   OBYTES
kzone1/net0        0        0        3      126

シャドウ VNIC はデータを転送できないため、シャドウ VNIC を DLMP またはトランクアグリゲーションに使用することはできません。さらに、シャドウ VNIC のリンクプロパティーを構成することはできません。

zonecfg anet プロパティー bwshare を使用すると、ベースとなる物理リンクがサポートされている場合にのみ、リンク上にシャドウ VNIC を設定できます。詳細については、dladm(1M) および zonecfg(1M) のマニュアルページを参照してください。

VNIC とネットワーク構成の詳細については、Oracle Solaris 11.3 での仮想ネットワークとネットワークリソースの管理を参照してください。