ハードウェア RAID サポートを使用して格納できる Oracle Database ファイルのタイプについては、ストレージ管理の要件を参照してください。
LUN の作成方法については、Oracle Solaris Cluster ハードウェアのドキュメントを参照してください。
# format
このためには、cldevice(1CL) コマンドを使用します。
次の例は、cldevice list –v コマンドの出力を示します。
# cldevice list -v DID Device Full Device Path ---------- ---------------- d1 phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t2d0 d2 phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t3d0 d3 phys-schost-2:/dev/rdsk/c4t4d0 d3 phys-schost-1:/dev/rdsk/c1t5d0 d4 phys-schost-2:/dev/rdsk/c3t5d0 d4 phys-schost-1:/dev/rdsk/c2t5d0 d5 phys-schost-2:/dev/rdsk/c4t4d1 d5 phys-schost-1:/dev/rdsk/c1t5d1 d6 phys-schost-2:/dev/rdsk/c3t5d1 d6 phys-schost-1:/dev/rdsk/c2t5d1 d7 phys-schost-2:/dev/rdsk/c0t2d0 d8 phys-schost-2:/dev/rdsk/c0t3d0
この例では、cldevice の出力は、ディスクアレイの共有 LUN に対応する raw DID が d4 であることを示しています。
次の例は、 の例で特定された DID デバイスに対する Step 3 の出力を示します。このコマンドは、ノード phys-schost-1 から実行されます。
# cldevice show d4 === DID Device Instances === DID Device Name: /dev/did/rdsk/d4 Full Device Path: phys-schost-1:/dev/rdsk/c2t5d0 Replication: none default_fencing: global
DID デバイスのゾーンクラスタへの構成については、Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の グローバルストレージデバイスをゾーンクラスタに追加する方法 (clsetup)またはOracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の DID デバイスをゾーンクラスタに追加する方法 (CLI)を参照してください。
このためには、format(1M) コマンド、fmthard(1M) コマンド、または prtvtoc(1M) を使用します。スライスを作成または変更するためのコマンドを実行するクラスタノードからデバイスのフルパスを指定します。
たとえば、スライス s0 を使用する場合は、スライス s0 で 100G バイトのディスク容量を割り当てるよう選択できます。
raw デバイスを指定するには、Step 4で取得した DID デバイス名に sN を付加します。ここで N はスライス番号です。
たとえば、Step 4 の cldevice の出力は、ディスクに対応する raw DID が /dev/did/rdsk/d4 であることを示します。これらのデバイスでスライス s0 を使用する場合は、raw デバイス /dev/did/rdsk/d4s0 を指定します。
次のステップ
Oracle Database ファイル用に使用されている他のすべてのストレージ管理スキームがインストールされていることを確認します。Oracle Database のファイルに使用されているすべてのストレージ管理スキームをインストールしたら、リソースグループの登録と構成に進みます。