Oracle® Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

Oracle Grid Infrastructure sun.storage_proxy.type リソースタイプおよびリソースの再作成

Oracle Solaris Cluster 4.2 リリース以降、Oracle Grid Infrastructure sun.storage_proxy.type リソースタイプは変更されました。クラスタが Oracle Solaris Cluster 4.0 または 4.1 リリースからアップグレードされていて、sun.storage_proxy.type リソースタイプを使用している場合、このリソースタイプおよびこのタイプのすべてのリソースを再作成してから、リソースタイプを新しい Oracle Solaris Cluster バージョンへアップグレードする必要があります。

Oracle Grid Infrastructure sun.storage_proxy.type リソースタイプおよびリソースを再作成する方法

クラスタを Oracle Solaris Cluster 4.0 または 4.1 リリースからアップグレードした場合は、この手順を実行して Oracle Grid Infrastructure sun.storage_proxy.type リソースタイプおよびこのタイプのすべてのリソースを再作成してから、リソースタイプを新しい Oracle Solaris Cluster バージョンへアップグレードします。これは、新しいリソースタイプバージョンで行なった変更に対応するために必要です。

  1. オフライン再起動依存関係を削除します。

    依存関係を削除する方法の手順に従って、SUNW.ScalMountPointSUNW.ScalDeviceGroup、または SUNW.scalable_acfs_proxy リソースタイプを使用するすべての Oracle Solaris Cluster SUNW.scalable_rac_server_proxy または SUNW.scalable_asm_diskgroup_proxy リソースに関するオフライン再起動依存関係を削除します。

    これらの依存関係を削除すると、ベースにある Oracle Grid Infrastructure リソースが停止しているときでも、Oracle Solaris Cluster リソースをオンライン状態のままにできます。

  2. Oracle Grid Infrastructure sun.resource リソースを削除します。

    sun.resource リソースを削除する方法の手順に従います。

  3. Oracle Grid Infrastructure リソースタイプを削除します。
    # Grid_home/bin/crsctl delete type sun.storage_proxy
  4. Oracle Grid Infrastructure リソースタイプとリソースを再作成します。