Oracle RAC のサポート は、2 種類のクラスタファイルシステムでサポートされます。
Oracle Solaris Cluster プロキシファイルシステム (PxFS) を使用するクラスタファイルシステム
PxFS ベースのクラスタファイルシステムの作成およびマウント方法に関する一般情報については、次のドキュメントを参照してください。
Oracle 自動ストレージ管理クラスタファイルシステム (Oracle ACFS)
Oracle ACFS ファイルシステムを作成してマウントする方法に関する一般情報については、Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の Oracle ACFS ファイルシステムの作成を参照してください。
Oracle RAC のサポート でのクラスタファイルシステムの使用に固有の情報については、次の項目を参照してください。
PxFS ベースのクラスタファイルシステムには、Oracle RAC のサポート に関連付けられた次のファイルのみを格納できます。
Oracle Database RDBMS バイナリファイル
Oracle Database 構成ファイル (たとえば init.ora、tnsnames.ora、listener.ora、および sqlnet.ora)
システムパラメータファイル (SPFILE)
警告ファイル (たとえば、alert_sid.log)
トレースファイル (*.trc)
アーカイブ REDO ログファイル
フラッシュバックログファイル
Oracle Grid Infrastructure Cluster Registry (OCR) ファイル
Oracle Grid Infrastructure 投票ディスク
Oracle ACFS ファイルシステムには、Oracle RAC のサポート に関連付けられた次のファイルのみを格納できます。
Oracle Database RDBMS バイナリファイル
Oracle Database 構成ファイル (たとえば init.ora、tnsnames.ora、listener.ora、および sqlnet.ora)
警告ファイル (たとえば、alert_sid.log)
トレースファイル (*.trc)
(Oracle Database 12c 以降) データファイル
(Oracle Database 12c 以降) 制御ファイル
(Oracle Database 12c 以降) オンライン REDO ログファイル
(Oracle Database 12c 以降) アーカイブ REDO ログファイル
(Oracle Database 12c 以降) フラッシュバックログファイル
(Oracle Database 12c 以降) リカバリファイル
アーカイブされた再実行ログファイルへの書き込み中の I/O パフォーマンスは、アーカイブされた再実行ログファイルのデバイスグループの場所の影響を受けます。最適なパフォーマンスのためには、アーカイブされた再実行ログファイルのデバイスグループのプライマリが、Oracle RAC データベースインスタンスと同じノードにあることを確認してください。このデバイスグループには、データベースインスタンスのアーカイブされた再実行ログファイルを保持するファイルシステムが含まれています。
クラスタの可用性を改善するには、デバイスグループのセカンダリノードの希望数を増やすことを検討してください。ただし、デバイスグループのセカンダリノードの希望数を増やすと、パフォーマンスが低下する可能性があります。デバイスグループのセカンダリノードの希望数を増やすには、numsecondaries プロパティーを変更します。詳細は、Oracle Solaris Cluster 4.3 Concepts Guide の Device Group Ownershipを参照してください。
クラスタファイルシステムを作成およびマウントする方法については、Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の クラスタファイルシステムの作成を参照してください。
正しいオプションについては、次の表を参照してください。マウントポイントの /etc/vfstab ファイルにエントリを追加するときに、これらのオプションを設定します。
|
次のステップ
Oracle Database ファイル用に使用されている他のすべてのストレージ管理スキームがインストールされていることを確認します。Oracle Database のファイルに使用されているすべてのストレージ管理スキームをインストールしたら、リソースグループの登録と構成に進みます。
Oracle ACFS ファイルシステムを作成およびマウントする方法については、Oracle Solaris Cluster 4.3 ソフトウェアのインストール の Oracle ACFS ファイルシステムの作成を参照してください。
次のステップ
リソースグループの登録と構成に進みます。