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SPARC T7-1 サーバーサービスマニュアル

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更新: 2016 年 10 月
 
 

バッテリを交換する

  1. バッテリの交換のためにホストを準備します。

    バッテリを交換する前に日付と時間を正しくリセットするには、ホストが自動的に電源投入されないようにするとともに、NTP 接続をすべて無効にする必要があります。

    1. HOST_AUTO_POWER_ON プロパティーを確認します。
      -> show /SP/policy HOST_AUTO_POWER_ON
        Properties:
           HOST_AUTO_POWER_ON = enabled
    2. 有効になっている場合は、HOST_AUTO_POWER_ON プロパティーを disabled に設定します。
      -> set /SP/policy HOST_AUTO_POWER_ON=disabled
    3. /SP/clock の NTP ポリシーを確認します。
      -> show /SP/clock usentpserver
         Properties:
            usentpserver = enabled
    4. 有効になっている場合は、このプロパティーを disabled に設定します。
      -> set /SP/clock usentpserver=disabled
  2. バッテリを交換します。

    バッテリの交換は、コールドサービス手順です。この手順を実行する前に、サーバーの電源を完全に切断し、電源ケーブルを取り外す必要があります。

    1. 保守のためにサーバーを準備します
    2. PCIe カードがスロット 6 に取り付けられている場合は、バッテリにアクセスするために取り外します。

      PCIe カードまたはフィラーを取り外すを参照してください。

    3. 古いバッテリを取り外します。

      2 本の指でバッテリをつまみ、上にスライドしてバッテリホルダーから取り外します。


      image:サーバーからバッテリを取り外す方法を示す図。
    4. 新しいバッテリを開梱して取り付けます。

      新しいバッテリをバッテリホルダーに押し入れます (プラス極が、バッテリを押さえる金属製の爪の反対側)。


      image:サーバーにバッテリを取り付ける方法を示す図。
    5. スロット 6 から PCIe カードを取り外す必要がある場合は、そのカードを交換します。

      PCIe カードまたはフィラーを取り付けるを参照してください。

    6. サーバーを稼働状態に戻します
  3. システムクロックをリセットします。
    1. システムクロックをリセットするには、Oracle ILOM clock コマンドを使用します。

      次の例では、日付を 2016 年 8 月 22 日に、タイムゾーンを EDT に設定します。

      -> set /SP/clock datetime=081221302016timezone=EDT
      Set 'datetime' to '081221302016'
      set 'timezone' to 'EDT'
      
      -> show -d properties /SP/clock
       Properties
          datetime = Mon Aug 22 13:20:16 2016
          timezone = EDT (EST5EDT)
          uptime = 2 days 19:56:49
          usentpserver = disabled
    2. バッテリを交換する前に SP ポリシー HOST_POWER_ON が有効になっていた場合は、それを再度有効にする必要があります。
      -> set /SP/policy HOST_POWER_ON=enabled
    3. バッテリを交換する前に /SP/clock usentpserver プロパティーが有効になっていた場合は、それを再度有効にする必要があります。
      -> set /SP/clock usentpserver=enabled
  4. バッテリを検証します。
    -> show /SYS/MB/BAT

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