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SPARC T7-1 サーバーサービスマニュアル

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更新: 2016 年 10 月
 
 

ドライブまたはドライブフィラーを取り外す

この手順は、サーバーの稼働中にお客様が実行できます。ホットサービス手順の詳細は、コンポーネントの保守カテゴリを参照してください。

ドライブをホットサービスするには、まずドライブをオフラインにする必要があります。このアクションにより、アプリケーションからドライブにアクセスできなくなり、また、ドライブへのソフトウェアリンクが解除されます。

  1. 取り外す必要のあるドライブを特定します。

    障害のあるドライブを特定するを参照してください。

  2. ドライブを交換するために OS のシャットダウンが必要かどうかを判定し、次のいずれかのアクションを実行します。
    • ドライブに OS の唯一のイメージが格納されているか、または、ドライブをサーバーのオンライン処理から論理的に切り離せない場合、サーバーの電源を切る (Oracle ILOM)の説明どおりに OS をシャットダウンします。続いて、Step 4 に進みます。
    • OS をシャットダウンすることなくドライブをオフラインにできる場合は、Step 3 に進みます。
  3. ドライブをオフラインにします。
    1. Oracle Solaris プロンプトで、未構成のドライブを含むすべてのドライブをデバイスツリーに一覧表示します。
      # cfgadm -al
      

      このコマンドにより、動的に再構成できるハードウェアリソースのリストと、それらの動作ステータスが表示されます。このケースでは、取り外す予定のドライブのステータスを調べます。この情報は Occupant 欄に一覧表示されています。

      Ap_id                       Type         Receptacle   Occupant       Condition
      c0                          scsi-bus     connected    configured     unknown
      c0::dsk/c1t0d0              disk         connected    configured     unknown
      c0::dsk/c1t0d0              disk         connected    configured     unknown
      usb0/1                      unknown      empty        unconfigured   ok
      usb0/2                      unknown      empty        unconfigured   ok
      ...
      

      ステータスが構成済みと示されるドライブはすべて、Step 3.b の説明に従って構成解除してください。

    2. ドライブを構成解除します。

      たとえば、構成解除するドライブが Step 3.a で一覧表示される最初のドライブの場合:

      # cfgadm -c unconfigure c0::dsk/c1t1d0
      

      c0:dsk/c1t1d0 は、使用している環境に合ったドライブ名に置き換えてください。

    3. ドライブの青色の取り外し可能 LED が点灯することを確認します。
  4. ホットサービス処理を使用してドライブを交換可能かどうか、またはコールドサービス処理を使用してサーバーの電源を切断する必要があるかどうかを判定します。

    ドライブがこれらの特性のいずれかを保持する場合は、コールドサービス処理が必要です。

    • ドライブに OS が格納されており、その OS が別のドライブにミラー化されていない場合。

    • サーバーのオンライン処理から論理的に切り離せない場合。

  5. 次のいずれかのアクションを実行します。
    • ドライブをコールドサービスするには、サーバーの電源を切断します。サーバーから電源を取り外すに記載されている手順のいずれかを実行してください。
    • ドライブをホットサービスするには、ドライブをオフラインにし、サーバーの電源を切る (サーバー電源ボタン - 正常な停止)で説明されている手順のいずれかを使用します。このアクションにより、ドライブへの論理的なソフトウェアリンクが解除され、アプリケーションからそれにアクセスできなくなります。
  6. ドライブをホットサービスする場合、オレンジ色の障害 LED が点灯しているドライブを探し、青色の取り外し可能 LED が点灯していることを確認します。
  7. 静電気防止用リストストラップを着用します。
  8. 取り外すドライブまたはドライブフィラーに対して、次のタスクを実行します。
    image:ボタンを押してラッチを引き出すことにより、ドライブの取り外しを開始する方法を示す図。

    Caution

    注意  - ラッチは取り外しレバーではありません。ラッチを右に曲げ過ぎないようにしてください。そのようにすると、ラッチが破損することがあります。


    1. リリースボタンを押してラッチを開きます。
    2. ラッチを右に動かしてドライブのロックを解除します。
    3. ラッチをしっかりつかみ、ドライブをスロットから引き出します。
      image:サーバーからドライブを引き出す方法を示す図。

    Caution

    注意  -  ドライブを取り外す場合は、ドライブフィラーまたは別のドライブに交換してください。そうしない場合、通気が十分に確保されないためにサーバーが加熱する可能性があります。


  9. 交換用のドライブまたはドライブフィラーを取り付けます。

    ドライブまたはドライブフィラーを取り付けるを参照してください。

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