POST は、サーバーの電源投入時またはリセット時に実行される PROM ベースの一連のテストです 。POST は、サーバーの重要なハードウェアコンポーネントの基本的な完全性を確認します。
その他の Oracle ILOM プロパティーを設定して、POST 処理のその他のさまざまな面を制御することもできます。たとえば、POST が実行されるイベント、POST が実行するテストのレベル、および POST で表示される診断情報の量を指定できます。パラメータと値のリストについては、『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』で SPARC ホストキースイッチ状態の設定に関するセクションを参照してください。
POST で障害のあるコンポーネントが検出された場合、そのコンポーネントは自動的に無効になります。無効になったコンポーネントがない状態でサーバーが動作可能な場合、POST でテストが完了するとサーバーがブートします。たとえば、POST で障害のあるプロセッサコアが検出された場合、そのコアは無効になり、POST でそのテストシーケンスが完了すると、サーバーが残りのコアを使用してブートします。