マザーボードを交換するときは、古いマザーボードから SPM と SC PROM を取り外し、これらのコンポーネントを新しいマザーボードに取り付けます。SPM には Oracle ILOM のシステム構成データが含まれ、SC PROM にはシステムのホスト ID と MAC アドレスが含まれています。これらのコンポーネントを移すと、これらのモジュールに格納されているシステム固有の情報が保持されます。マザーボードまたは SPM を交換する場合は、ファームウェアを更新して、SPM とマザーボードのファームウェア部分の整合性を保持する必要があります。
マザーボードを取り外すを参照してください。
新しいマザーボードにインストールする部品の元の位置を記録しておいてください。
マザーボードを持ち上げる際に、ケーブルチャネル前面の金属ハンドルと背面 I/O パネルの近くの棒をハンドルとして使用できます。
残っているケーブルがマザーボードの端に引っかかっていないことを確認してください。
マザーボードを挿入するときに、電源装置がスロットからわずかに引き込まれることを確認します。
プラスのねじ回し (Phillips の 2 番) を使用して、脱落防止機構付きねじを締めます。
ドライブバックプレーンを取り付けるを参照してください。
DVD ケーブルをシャーシの中間壁を通して、マザーボードのコネクタまで到達させます。
ファンモジュールを取り付けるを参照してください。
各 DIMM は、マザーボードに以前に配置されていたのと同じスロットに配置してください。
マザーボードから取り外した SPM を使用してください。SPM を取り付けるを参照してください。
マザーボードから取り外した SC PROM を使用してください。
各メモリーライザーは、以前に配置されていた側に取り付けてください。DIMM または DIMM フィラーを取り付けるを参照してください。
トランシーバは必ず、サーバーに PCIe カードを取り付けた後にカードに取り付けてください。
各 PCIe カードは、以前に配置されていたスロットに配置してください。
PCIe カードまたはフィラーを取り付けるを参照してください。
通気カバーを取り付けて閉じるを参照してください。
上部カバーを交換するを参照してください。
サーバーを通常の操作位置に戻すを参照してください。
電源コードを接続するを参照してください。
SPARC T7-1 サーバー設置ガイド の Connect a Terminal or Emulator to the SER MGT Portを参照してください。
交換用のマザーボード上のホストファームウェアに既存の SP ファームウェアとの互換性がないことを SP が検出した場合は、そのあとのアクションが中止され、次のメッセージが表示されます。
Unrecognized Chassis: This module is installed in an unknown or unsupported chassis. You must upgrade the firmware to a newer version that supports this chassis.
必要に応じて、サーバーの NET MGT ポートをネットワークにアクセスできるように構成します。NET MGT ポートを介して SP にログインします。
ネットワークの構成手順については、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。
Oracle ILOM のドキュメントに記載されているファームウェアのダウンロード手順に従ってください。
マザーボードの交換前にサーバーに RAID ボリュームが含まれていた場合は、RAID ボリュームを再アクティブ化するの手順を参照してください。
サーバーの電源を投入する (Oracle ILOM)または サーバーの電源を投入する (システム電源ボタン)を参照してください。
交換用マザーボードが保守前のサーバーと同じシリアル番号を保持する必要がある場合は、訓練を受けた保守要員がこのアクションを特殊な保守モードで実行する必要があります。
Oracle ILOM のドキュメント