Go to main content

Oracle® Solaris Cluster 4.4 環境のインストールおよび構成

印刷ビューの終了

更新: 2018 年 8 月
 
 

ボリュームを起動する方法

この手順を実行して、md.tab ファイルで定義されている Solaris Volume Manager ボリュームを起動します。

  1. root 役割になります。
  2. md.tab ファイルが /etc/lvm ディレクトリに置かれていることを確認します。
  3. コマンドを実行するノードで、ディスクセットの所有権を持っていることを確認します。
  4. ディスクセットの所有権を取得します。
    phys-schost# cldevicegroup switch -n node device-group
    –n node

    所有権を取得するノードを指定します。

    device-group

    ディスクセット名を指定します。

  5. md.tab ファイルで定義されたディスクセットのボリュームを起動します。
    phys-schost# metainit -s setname -a
    –s setname

    ディスクセット名を指定します。

    –a

    md.tab ファイル内のすべてのボリュームを起動します。

  6. クラスタ内のディスクごとに、Step 3 からStep 5 を繰り返します。

    必要に応じて、ドライブに接続できる別のノードから metainit(8) コマンドを実行します。クラスタ化ペアトポロジでは、すべてのノードがドライブにアクセスできるわけではないため、この手順が必要になります。

  7. ボリュームのステータスを確認します。
    phys-schost# metastat -s setname

    詳細は、metastat(8) のマニュアルページを参照してください。

  8. (オプション) クラスタ構成のバックアップを取ります。

    クラスタ構成のバックアップを保存しておけば、クラスタ構成の回復がより簡単になります。詳細は、Oracle Solaris Cluster 5.0 システム管理 の How to Back Up the Cluster Configurationを参照してください。

使用例 9  md.tab ファイル内のボリュームの起動

次の例では、md.tab ファイルでディスクセット dg-schost-1 用に定義されているすべてのボリュームを起動します。

phys-schost# metainit -s dg-schost-1 -a

次のステップ

クラスタに正確に 2 つのディスク格納装置と 2 つのノードがある場合は、二重列メディエータを追加します。二重列メディエータの構成に進みます。

それ以外の場合は、UFS クラスタファイルシステムを作成する方法に進んでクラスタファイルシステムの作成方法を確認します。