完全に確立されたクラスタ構成からグローバルクラスタノードを切り離す前に、この手順を実行して、そのノードから Oracle Solaris Cluster ソフトウェアを構成解除します。この手順では、クラスタに存在する最後のノードからソフトウェアをアンインストールできます。
phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。
この手順では、長形式の Oracle Solaris Cluster コマンドを使用して説明します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。
Oracle Solaris Cluster 5.0 システム管理 の Task Map: Removing a Nodeを参照してください。
この手順を続ける前に、clnode remove を使用してクラスタ構成からノードを削除します。その他の手順には、クラスタのノード認証リストへのアンインストール対象のノードの追加、ゾーンクラスタのアンインストールなどが含まれる場合があります。
SPARC ベースのシステム上で、次のコマンドを実行します。
# shutdown -g0 -y -i0 ok boot -x
x86 ベースのシステム上で、次のコマンドを実行します。
# shutdown -g0 -y -i0 ... <<< Current Boot Parameters >>> Boot path: /pci@0,0/pci8086,2545@3/pci8086,1460@1d/pci8086,341a@7,1/ sd@0,0:a Boot args: Type b [file-name] [boot-flags] <ENTER> to boot with options or i <ENTER> to enter boot interpreter or <ENTER> to boot with defaults <<< timeout in 5 seconds >>> Select (b)oot or (i)nterpreter: b -x
ok boot -x
GRUB ベースのブートの詳細については、Oracle Solaris 12 システムのブートとシャットダウン の About Run Level Bootingを参照してください。
画面には編集されたコマンドが表示されます。
phys-schost# cd /
phys-schost# scinstall -r [-b bename]
クラスタノードから、クラスタの構成情報を削除し、Oracle Solaris Cluster のフレームワークおよびデータサービスソフトウェアをアンインストールします。その後、このノードを再インストールしたり、クラスタから削除したりできます。
アンインストール処理の完了後のブート先となる新しいブート環境の名前を指定します。名前の指定はオプションです。ブート環境の名前を指定しなかった場合は、名前が自動的に生成されます。
詳細は、scinstall(8) のマニュアルページを参照してください。
アンインストールしたノードが、Fibre Channel インタフェースを使用する記憶装置デバイスに接続されている場合は、終端処理は必要ありません。