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Oracle® Solaris Cluster 4.4 環境のインストールおよび構成

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更新: 2018 年 8 月
 
 

NTP の代わりに高精度時間プロトコル (PTP) を構成する

このセクションには、NTP の代わりに PTP を使用してクロック同期を行うための情報が含まれています。

PTP を構成する方法 (Oracle Solaris PTP)

Oracle Solaris PTP ソフトウェアを使用する場合は、次の手順を使用して PTP を構成します。


注 -  PTP ハードウェア支援を有効化する場合、次の制限が構成に適用されます。
  • PTP サービスに割り当てられたデータリンク上では VNIC を構成できません。

  • Oracle Solaris Cluster のパブリックネットワークは、PTP サービスに割り当てられたデータリンクを使用して論理ホスト名リソースを構成できません。論理ホスト名リソースでは、データリンク上で構成された IPMP グループが必要になるからです。

  • Solaris Cluster は、Solaris PTP で使用されるネットワークアダプタを使用して論理ホスト名リソースや共有アドレスリソースをホストすることはできません。


  1. クラスタノードで、root 役割になります。
  2. クラスタの各ノードで、NTP SMF サービスを無効にします。
    phys-schost# svcadm disable ntp
  3. クラスタの各ノードで、PTP SMF サービスを構成して有効にします。

    構成手順については、Oracle Solaris Cluster 4.3.9.2.0 サポートリポジトリアップデート (SRU 9.2) Readme (Doc ID 2335972.1)、およびOracle Solaris 12 でのクロック同期の管理 の Precision Time Protocol の管理を参照してください。

PTP を構成する方法 (サードパーティー PTP)

  1. クラスタノードで、root 役割になります。
  2. クラスタの各ノードで、NTP SMF サービスを無効にします。
    phys-schost# svcadm disable ntp
  3. クラスタの各ノードで、PTP に干渉する可能性のある NTP サービスがノードのリブート時にクラスタソフトウェアによって再度有効化されてしまわないようにします。
    phys-schost# /usr/bin/touch /etc/cluster/notntp