3 コンテンツ・キャプチャのメイン・コンポーネントについて学習

Oracle Content Management向けのコンテンツをキャプチャするためには、3つの主要なコンポーネントがあります:

キャプチャ・プロシージャ・ページ

Oracle Content Management Webインタフェースのキャプチャ・プロシージャ・ページでは、コンテンツ・プロシージャ・マネージャがコンテンツ・キャプチャ・ワークフロー(プロシージャ)を設定および構成します。各プロシージャは、特定の環境のメタデータ、処理ルール、構成プロファイルおよびバッチ・データを構成するための一元的な場所を提供する完全なコンテンツ・キャプチャ・システムです。コンテンツ・キャプチャ・クライアント・ユーザーは、アクセス権が付与されているプロシージャ内にバッチを作成し、それにアクセスします。

組織に複数のプロシージャを作成することで、コンテンツ・キャプチャおよび処理のあらゆるニーズ(部門別、場所別など)を効率的に管理できます。また、最適な再利用のために、複数のプロシージャ間で共通の構成要素を共有することもできます。さらに、プロシージャをコピーすると、別の環境に簡単に適応できます。

各プロシージャには6つの主要な構成領域があります:

詳細は、プロシージャの設定を参照してくださいOracle Content Managementのナビゲーション・パネルで「キャプチャ」を選択すると、コンテンツ・キャプチャの「プロシージャ」ページが表示されます

コンテンツ・キャプチャ・クライアント

コンテンツ・キャプチャ・クライアントは、次のタスクを実行するためにローカル・コンピュータにインストールするアプリケーションです:

コンテンツ・キャプチャ・クライアントはOracle Content Management Webインタフェースからダウンロードできます。コンテンツ・キャプチャ・クライアントを起動してOracle Content Managementにログインすると、アクセス権を付与されたクライアント・プロファイルを選択できるようになります。クライアント・プロファイルは、バッチ内のドキュメントのスキャン、インポートおよび索引付けのためのすべての構成設定を定義します。バッチ内のドキュメントが開いた状態でコンテンツ・キャプチャ・クライアント・インタフェースが表示されます

コンテンツ・キャプチャ・クライアントには、3つの作業領域またはペインがある1つのウィンドウが用意されています:
  • バッチ・ペイン - 左上のバッチ・ペインは固定されていますが、それ以外のペインはバッチ・ペインで選択した内容に応じて変わります。バッチの管理はここで行います。バッチ・ペインでバッチを選択すると、右側のペインにその情報が表示され、確認や編集ができます。たとえば、バッチのステータスまたは優先度を変更したり、ノートをリマインダとして挿入したり、他のメンバーに表示できます。バッチ情報の下にロック情報が表示されます。

  • ドキュメント・ペイン - バッチ・ペインでドキュメントまたはドキュメント添付を選択すると、右側にドキュメント・ペインが表示されます。バッチ内のドキュメント、そのサムネイル・イメージ、および上部ツールバーのドキュメント・アクション・アイコンが表示されます。必要に応じて、ドキュメントをレビューおよび編集できます。

  • メタデータ・ペイン - 左下のメタデータ・ペインに、ドキュメントの索引付けのためのメタデータ・フィールドが表示されます。メタデータ・ペインが表示されるのは、選択したクライアント・プロファイルに対して索引付けが構成されている場合のみです。

詳細は、ドキュメントのスキャンとインポートを参照してください。

コンテンツ・キャプチャ・ファイル・インポート・エージェント

一般的なシステム統合モデルでは、ローカル共有ファイル・システムを介して内部サービスからコンテンツ・キャプチャにコンテンツを渡します。しかし、コンテンツ・キャプチャ機能がクラウド環境に移行すると、Oracle Cloudのセキュリティ上の理由からファイル・システム・ベースの統合は不可能になります。コンテンツ・キャプチャ・ファイル・インポート・エージェントは、これらの単純な統合モデルを引き続き提供するように設計されています。

コンテンツ・キャプチャ・ファイル・インポート・エージェントは任意のコンピュータで実行される小さなコマンドライン・アプリケーションで、フォルダやネットワーク・ドライブなどのモニター対象のファイル・システムの場所からコンテンツをインポートするためのソースとして機能します。その場所のコンテンツをモニターしてキャプチャし、プロシージャで定義されたルールに従ってさらに処理およびルーティングするためにインポート・プロセッサにフィードします。

Oracle Content Management Webインタフェースからファイル・インポート・エージェントをダウンロードできます。詳細は、自動ファイル・インポートの設定を参照してください。