Oracle® Solaris ゾーンの作成と使用

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更新: 2015 年 5 月
 
 

インストールされた非大域ゾーンの UUID を取得する方法

ゾーンのインストール時に、汎用一意識別子 (UUID) がゾーンに割り当てられます。UUID は、zoneadmlist サブコマンドと –c –p オプションを使用することで取得できます。UUID は、5 番目に表示されるフィールドです。

  • インストールされたゾーンの UUID を表示します。
    global# zoneadm list -cp

    次のような情報が表示されます。

    0:global:running:/::solaris:shared:-:none:
    3:test_zone:running:/system/volatile/zones/test_zone/zonepath:95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f:solaris-kz:excl:R:solaris-kz:
    -:zone123:installed:/system/zones/zone123:96972ce7-d41d-4fec-ff4b-8f14123e0974:solaris:excl:-::
    
使用例 3-1  特定のゾーンの UUID を取得する方法

次のコマンドを使用して、test_zone の UUID を取得します。

# zoneadm list -cp | grep test_zone | cut -f 5 -d:

次のような情報が表示されます。

95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f
使用例 3-2  コマンドで test_zone UUID を使用する方法
global# zoneadm -z test_zone -u 95180a6d-fab2-4363-ee33-81ba6e84a84f list -v

次のような情報が表示されます。

ID NAME             STATUS      PATH                         BRAND      IP
   3      test_zone   running     -                            solaris-kz excl

–u uuid-match–z zonename の両方が存在する場合、最初に UUID に基づいてマッチングが行われます。指定した UUID のゾーンが見つかった場合はそのゾーンが使用され、–z パラメータは無視されます。指定した UUID のゾーンが見つからなかった場合、システムはゾーン名で検索を実行します。

UUID について

ゾーンをアンインストールすることも、同名のゾーンを内容を変えて再インストールすることもできます。ゾーンの内容を変更せずにゾーンの名前を変更することも可能です。こうした理由から、UUID はゾーン名よりも信頼性が高くなります。

関連項目

詳細は、zoneadm(1M) および libuuid(3LIB) を参照してください。