Oracle® Solaris Studio 12.4: C ユーザーガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

1.8 コンパイラの構成

C コンパイルシステムはコンパイラ、アセンブラ、およびリンカーから構成されます。cc コマンドは、コマンド行オプションでほかの指定をしないかぎり、この 3 つのコンポーネントをそれぞれ自動的に起動します。

Table A–14 では、cc コマンドで使用できるオプションについて説明しています。

次の図に C コンパイルシステムの構成を示します。

図 1-1  C コンパイルシステムの構成

image:コンパイラコンポーネントの構成: フロントエンド、オプティマイザ、コードジェネレータ、相互手続きオプティマイザ、リンカー

次の表は、コンパイルシステムの構成要素を要約したものです。

表 1-1  C コンパイルシステムのコンポーネント
コンポーネント
説明
使用時の注意
cpp
プリプロセッサ
-Xs のみ
acomp
コンパイラ
ssbd
静的同期バグ検出
(SPARC)
iropt
コードオプティマイザ
-O-xO2-xO3-xO4-xO5-fast
fbe
アセンブラ
cg
コード生成、インライン機能、アセンブラ
ipo
内部手続きオプティマイザ
postopt
ポストオプティマイザ
(SPARC)
ube
コードジェネレータ
(x86)
ld
リンカー
mcs
コメントセクションの操作
-mr