C コンパイラの現在のリリースには、次の新機能と変更された機能があります。
x86 の Intel Ivy Bridge プロセッサ向けの -xarch、-xchip、および -xtarget の新しい値。
SPARC T5、M5、M6、および M10+ プロセッサ向けの -xarch、-xchip、および -xtarget の新しい値。
Ivy Bridge アセンブラ命令のサポート。
Ivy Bridge 組み込み関数のサポート (solstudio-install-dir/lib/compilers/include/cc/immintrin.h にあります)。
x86 での -m32 向けの -xarch=generic のデフォルト値は sse2 に設定されています。
x86 での -xlinkopt のサポート。大規模エンタープライズアプリケーションのモジュール間、内部手続きコード順序最適化が、最新の Intel プロセッサに合わせて調整されています。大規模アプリケーションでは、完全に最適化されたバイナリにより最大 5% のパフォーマンス向上を実現可能です。
実行可能ファイルのサイズと、デバッグ目的でのオブジェクトファイルの保持の必要性の間のトレードオフを管理できる拡張 -xs オプション。
Linux での -xanalyze および -xannotate のサポート。
-xopenmp=parallel の同義語としての -fopenmp のサポート。
x86 での -xregs のサポート。
新しいコンパイラオプション:
-ansi は -std=c89 と同義です。
-fma は、浮動小数点の積和演算 (FMA) 命令の自動生成を有効にします。
-pedantic は、ANSI 以外の構文に対するエラー/警告への厳密な準拠を適用します。
(x86) -preserve_argvalues は、レジスタベースの関数引数のコピーをスタックに保存します。
-staticlib は、-library=sunperf とともに使用すると、Sun パフォーマンスライブラリと静的にリンクします。
-std は C 言語規格を指定します。デフォルトコンパイラモードは -std=c11 です。
-xdebuginfo はデバッグおよび可観測性情報の出力量を制御します。
-xglobalize はファイルの静的変数のグローバル化を制御します (関数は制御しません)。
-xinline_param は、コンパイラが関数呼び出しをインライン化するタイミングを判断するために使用するヒューリスティックを変更することを許可します。
-xinline_report は、コンパイラによる関数のインライン化に関する報告を生成し、標準出力に書き込みます。
-xipo_build は、コンパイラへの最初の受け渡し時には最適化を行わず、リンク時にのみ最適化を行うことによって、コンパイルの時間を短縮します。
-xkeep_unref は、参照されない関数および変数の定義を維持します。
-xlang は、-std フラグで指定されたデフォルトの libc の動作をオーバーライドします。
-xpatchpadding は、各関数の開始前にメモリー領域を予約します。
-xprevise は、コードアナライザを使用して表示できるソースコードの静的分析を生成します。
(Oracle Solaris) -xsegment_align により、ドライバはリンク行で特殊なマップファイルをインクルードします。
-xthroughput は、システム上で多数のプロセスが同時に実行されている状況でアプリケーションが実行されることを示します。
-xunboundsym は、動的に結合されたシンボルへの参照がプログラムに含まれているかどうかを指定します。