Oracle® Solaris Studio 12.4: C ユーザーガイド

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更新: 2014 年 12 月
 
 

4.3.11 -errhdr=h

-Ncheck も指定すると、lint でヘッダーファイルの一定のメッセージを報告できます。h は、dirno%dir%all%none%user の 1 つまたは複数をコンマで区切って指定したリストです。

表 4-3  -errhdr のフラグ
意味
dir
ディレクトリ dir からインクルードされたヘッダーファイル用の -Ncheck のメッセージを報告します。
no%dir
ディレクトリ dir からインクルードされたヘッダーファイル用の -Ncheck のメッセージを報告しません。
%all
使用されているすべてのヘッダーファイルを検査します。
%none
ヘッダーファイルを検査しません。
%user
使用されているすべてのユーザー定義のヘッダーファイル、すなわち /usr/include およびそのサブディレクトリに入っているヘッダーファイルとコンパイラが提供しているヘッダーファイルを除く、すべてのヘッダーファイルを検査します。これはデフォルト値です。

例:

% lint -errhdr=inc1 -errhdr=../inc2

ディレクトリ inc1../inc2 内で使用されているヘッダーファイルを検査します。

% lint -errhdr=%all,no%../inc

ディレクトリ ../inc 内のものを除き、使用されているすべてのヘッダーファイルを検査します。