4.3.11 -errhdr=h
-Ncheck も指定すると、lint でヘッダーファイルの一定のメッセージを報告できます。h は、dir、no%dir、%all、%none、%user の 1 つまたは複数をコンマで区切って指定したリストです。
表 4-3 -errhdr のフラグ
|
|
dir
|
ディレクトリ dir からインクルードされたヘッダーファイル用の -Ncheck のメッセージを報告します。
|
no%dir
|
ディレクトリ dir からインクルードされたヘッダーファイル用の -Ncheck のメッセージを報告しません。
|
%all
|
使用されているすべてのヘッダーファイルを検査します。
|
%none
|
ヘッダーファイルを検査しません。
|
%user
|
使用されているすべてのユーザー定義のヘッダーファイル、すなわち /usr/include およびそのサブディレクトリに入っているヘッダーファイルとコンパイラが提供しているヘッダーファイルを除く、すべてのヘッダーファイルを検査します。これはデフォルト値です。
|
|
例:
% lint -errhdr=inc1 -errhdr=../inc2
ディレクトリ inc1 と ../inc2 内で使用されているヘッダーファイルを検査します。
% lint -errhdr=%all,no%../inc
ディレクトリ ../inc 内のものを除き、使用されているすべてのヘッダーファイルを検査します。