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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの管理
11g リリース1 (11.1.1)
B72425-01
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2 システム管理タスクの概要

この章では、システム監視、構成、セキュリティ、アーカイブなど、コンテンツ・サーバー・インスタンスでOracle WebCenter Contentのコア機能を管理するために必要なタスクの概要を説明します。

リポジトリ・マネージャ、レコード、イメージング、変換、デスクトップなど、Oracle WebCenter Contentのその他の機能を管理する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

2.1 基本的な管理タスク

WebCenter Content管理者は、いくつかの基本的なタスクを実行してコンテンツ・サーバー・インスタンスを管理します。デフォルトで、WebCenter Content管理者は、Oracle WebLogic ServerおよびWebCenter Contentの両方で管理者ロールを割り当てられているユーザーである必要があります。

3.4項では、Fusion Middleware Controlインタフェースを使用してコンテンツ・サーバーのホームページにアクセスする方法を説明します。Fusion Middleware Controlを使用すると、コンテンツ・サーバー・インスタンスの開始と停止、共通システム設定の構成、システム・コンポーネントの管理、システム・ログ、ステータスおよびパフォーマンスの監視ができます。

3.5項では、Webブラウザを使用してコンテンツ・サーバーのポータルにアクセスする方法を説明します。ポータルの「管理」トレイ(メニュー)および管理サーバーを使用すると、コンテンツ・サーバー・インスタンスの開始と停止、共通システム設定の構成、索引および検索設定の構成、システム・コンポーネントの管理、システム・ログ、ステータスおよびパフォーマンスの監視、バッチ・ロードの管理、ファイル・システムの管理およびアーカイブの管理ができます。

4.2項では、Fusion Middleware Controlを使用してコンテンツ・サーバーを開始および停止する方法を説明します。

4.3項では、WebLogic Server管理コンソールを使用してコンテンツ・サーバーを開始および停止する方法を説明します。

4.4項では、WebLogic Server管理対象サーバー上のスクリプトを使用してコンテンツ・サーバーを開始および停止する方法を説明します。

4.5項では、コンテンツ・サーバー管理アプリケーションを、アプレットとして、またはスタンドアロン・モードで実行する方法を説明します。管理アプリケーションには、アーカイバ、バッチ・ローダー、コンポーネント・ウィザード、Content Serverアナライザ、システム・プロパティ、ユーザー管理などがあります。

4.6項では、コマンド行からIdocスクリプトを実行することにより、IdcShellツールを使用して構成変数および環境変数を設定する方法を説明します。

第5章では、バッチ・ローダー・ユーティリティを使用して、コンテンツ・サーバー・インスタンスで大量のファイルを同時にチェックイン(挿入)、削除および更新する方法を説明します。

第6章では、情報ソース、およびその情報ソースを使用してコンテンツ・サーバー・インスタンスを監視する方法を説明します。

2.2 監視タスク

いくつかのツールを使用して、コンテンツ・サーバーのステータスおよびパフォーマンスを監視できます。

6.1項では、コンテンツ・サーバー・インスタンスの現在のステータスを表示する方法を説明します。

6.2項では、コンテンツ・サーバー・インスタンスからJava出力を表示する方法を説明します。

6.3項では、構成情報ページにアクセスする方法、およびコンテンツ・サーバー・インスタンスに関して提供される構成の詳細について説明します。

6.4項では、システム監査情報ページにアクセスする方法、およびそのページで提供される一般ステータス、ローカライズ、トレース、キャッシュ、構成エントリおよびコンポーネントに関するシステム情報について説明します。

6.5項では、システム・コンポーネントによってスケジュールされたイベントの一部として実行されるスケジュール済ジョブを表示する方法を説明します。表示オプションには、アクティブなスケジュールされたジョブ、スケジュールされたジョブの履歴、スケジュールされたジョブの詳細などがあります。

7.3項では、コンテンツ・サーバー・ログ、およびそれらにアクセスする方法を説明します。

7.4項では、コンテンツ・アーカイバのログ、およびそれらにアクセスする方法を説明します。

7.5項では、Inbound Refineryのログ、およびそれらにアクセスする方法を説明します。

第8章では、Fusion Middleware Controlを使用して、ログ情報、パフォーマンス情報(メトリック、最近のサービス・リクエストなど)およびMBean属性情報を表示する方法を説明します。

2.3 構成タスク

WebCenter Contentの構成は、コンテンツ・サーバーやインターネット設定の構成から、コンポーネント、検索ツールや検索索引、プロバイダ、ファイル・ストア・システムおよびセキュリティの構成まで、幅広いタスクを網羅しています。

Inbound Refinery、Dynamic Converter、レコード、リポジトリなどのWebCenter Content機能に関する構成タスクは、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentのマネージング』に記載されています。

この項の内容は次のとおりです。

2.3.1 システム・プロパティ

この項には、システム・プロパティの構成に関する情報へのリンクが用意されています。

9.2.1項では、Fusion Middleware Controlを使用して、コンテンツ・サーバーのインターネット・セキュリティ設定を変更する方法を説明します。

9.2.2項では、Fusion Middleware Controlを使用して、コンテンツ・サーバーのインターネット電子メール設定を変更する方法を説明します。

9.3項では、コンテンツ・サーバーを使用して一般システム・プロパティを構成する方法を説明します。

9.4項では、コンテンツ・サーバーを使用してコンテンツ・セキュリティ・オプションを構成する方法を説明します。

9.5項では、コンテンツ・サーバーを使用してインターネット・プロパティを構成する方法を説明します。

9.6項では、コンテンツ・サーバーを使用してシステム・データベース・プロパティを構成する方法を説明します。

9.7項では、コンテンツ・サーバーを使用してサーバー・プロパティを構成する方法を説明します。

9.8項では、コンテンツ・サーバーを使用してローカライズ・プロパティを構成する方法を説明します。

9.9項では、コンテンツ・サーバーを使用して、ヘルプ・ブラウザの指定された場所、Javaクラスパスおよび共有ディレクトリ・パスを変更する方法を説明します。

2.3.2 コンポーネント

この項には、コンテンツ・サーバー・コンポーネントの構成に関する情報へのリンクが用意されています。

10.1項では、追加機能の提供や既存の機能の変更を行う、コンテンツ・サーバー・コンポーネントについて説明します。標準的なシステム・コンポーネントとその機能を簡潔に説明する表が記載されています。

10.2項では、コンポーネントの有効化または無効化、コンポーネントのインストールまたはアンインストール、コンポーネントのダウンロード、コンポーネント構成の変更に関する指示など、管理サーバーを使用してコンポーネントを管理する方法を説明します。

10.3項では、コンポーネント・ウィザードを使用してコンテンツ・サーバーのカスタム・コンポーネントを作成するプロセスとステップに関する情報を提供します。

10.4項では、コンポーネント・ツールを使用して、管理者がコマンド行からコンポーネントのインストール、有効化および無効化を実行する方法を説明します。タスクおよび関連するコマンドの表が記載されています。

2.4 セキュリティ・タスク

この項には、WebCenter Contentと他のOracleセキュリティ・ソフトウェアとの統合から、コンテンツ・サーバーでのユーザーとアカウントの管理まで、多岐にわたるセキュリティ・タスクに関する情報へのリンクが用意されています。

第16章では、WebCenter Contentのセキュリティの概要を説明します。

第17章では、様々なセキュリティ構成オプション、およびWebCenter ContentをOracle WebLogic ServerおよびOPSSソフトウェアに統合するタスクを説明します。

第18章では、コンテンツ・サーバーのユーザー、ログインおよび別名の概念、およびそれらを管理するタスクを説明します。

第19章では、コンテンツ・サーバーのセキュリティ・グループ、ロールおよび権限の概念、およびそれらを管理するタスクを説明します。

第20章では、コンテンツ・サーバーのアカウントの概念、およびそれらを管理するタスクを説明します。

第21章では、アクセス制御リストの概念、およびそれらを管理するタスクを説明します。

第22章では、コンテンツ・サーバーの追加セキュリティ接続、およびそれらを使用する方法を説明します。

第23章では、コンテンツ・サーバー・インスタンスへのアクセスと通信に関する追加カスタマイズ・オプションを説明します。オプションには、ログイン/ログアウトのカスタマイズ、WebブラウザURLのカスタマイズ、拡張ユーザー属性の使用およびフィルタ・データ入力の管理などが含まれます。

2.5 システム移行およびアーカイブ・タスク

この項には、コンテンツ・サーバーのシステム移行とアーカイブ・オプションの管理に関する情報へのリンクが用意されています。

第24章では、Oracle WebCenter Contentのシステム・メタデータ、コンテンツおよび構造を移行およびアーカイブ(バックアップ)するために使用する様々なソフトウェア・ツールを説明します。

第25章では、構成の移行ユーティリティをアーカイバ・ユーティリティとともに使用して、コンテンツの移行、および構成とカスタマイズのメタデータのエクスポートを行う方法に関する情報を提供します。

第26章では、アーカイバ・ユーティリティ、およびそれを使用してコンテンツ・サーバー・コンテンツをアーカイブする方法を説明します。

第27章では、バックアップ、ストレージまたは他のインスタンスにインポートするために、Oracle Content Serverインスタンスからデータをエクスポートするタスクを説明し、関連する情報を提供します。

第28章では、アーカイバ・ユーティリティのインポート機能を使用して、エクスポートされたアーカイブからファイルやOracle Content Server情報を取得する方法を説明します。

第29章では、アーカイブ・ユーティリティの転送機能を使用して、あるコンテンツ・サーバー・インスタンスから別のインスタンスにソケットでコンテンツを移動またはコピーする方法を説明します。

第30章では、アーカイバ・ユーティリティのレプリケーション機能を使用して、アーカイバのエクスポート、インポートおよび転送機能を自動化する方法を説明します。

第31章では、Oracle WebCenter Contentシステムで、コントリビューション・フォルダ構造をアックアップおよびリカバリする方法を説明します。

第32章では、管理者がOracle WebCenter Contentのフォルダ構造、および関連するコントリビューション・フォルダおよびFolders_gフォルダのコンテンツをアーカイブできるようにする、フォルダ構造アーカイブ機能を説明します。

第33章では、フォルダ移行ユーティリティを使用して、コンテンツ・サーバーのフォルダ・コンテンツとフォルダ構造をコントリビューション・フォルダからフォルダに移行する方法を説明します。

第34章では、コンテンツ・サーバーのアーカイブおよび移行の一般的な方針について説明します。

第35章では、アーカイバのインポート失敗によるコンテンツ・サーバー・インスタンスでのレプリケーション停止を防止するために使用する、アーカイバ・レプリケーション例外機能を説明します。

2.6 トラブルシューティングおよび追加タスク

この項には、コンテンツ・サーバーの追加機能に関する情報へのリンクが用意されています。

付録Aでは、コンテンツ・サーバーのトラブルシューティングに役立つメソッドおよびツールの使用について説明します。

付録Bでは、BPELコンポーネントをコンテンツ・サーバー用にインストールして構成する方法、およびBusiness Process Execution Language (BPEL)サーバーでデプロイ済プロセスを開始するようにコンテンツ・サーバー・ワークフローを構成する方法を説明します。

付録Cでは、Need to Know (NTKまたはNtkDocDisclosure)コンポーネントをコンテンツ・サーバー用にインストールして構成する方法を説明します。また、このコンポーネントを使用してコンテンツ・サーバーのセキュリティ分野(コンテンツへのユーザー・アクセス、検索結果、ユーザー資格情報、メタデータ変更の動作、および検索でのWHERE句の使用など)をカスタマイズする方法についても説明します。

付録Dでは、Kofax CaptureおよびKofax Capture Export Connectorコンポーネントをインストールし、コンテンツ・サーバーのチェックイン・パラメータで使用できるようにバッチ・クラスを構成する方法を説明します。