Oracle® X6 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

レガシー BIOS ブートモードと UEFI ブートモード

サーバーには、UEFI ブートモードとレガシー BIOS ブートモードのどちらかをサポートするように構成できる Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) が装備されています。レガシー BIOS は、デフォルトのブートモードであり、UEFI ドライバが用意されていないソフトウェアおよびアダプタとともに使用します。

サーバーブートモードを変更すると、その変更は次のサーバーリセット時に有効になります。ブートモードを切り替える予定がある場合は、現在の UEFI 構成をバックアップしてください。現在のファームウェア構成をバックアップする手順については、現在のファームウェアおよびハードウェア構成のバックアップを参照してください。

ブートモードは、通常、サーバーにオペレーティングシステム (OS) をインストールする前に 1 回だけ設定します。OS をインストールしたあとでブートモードを変更すると、その OS はブートしなくなります。インストールする予定の OS が UEFI ブートモードをサポートするかどうかを確認するには、OS のインストールガイドを調べてください。

UEFI ブートモードには次のような利点があります。

  • ブート時間が短い。

  • レガシーオプション ROM のアドレスの制約がない。

  • 2T バイトを超えるオペレーティングシステムブートパーティションのサポート。サポートされるオペレーティングシステムの制限に関する詳細は、サーバーのプロダクトノートを参照してください。

  • PCIe デバイス構成ユーティリティーが BIOS 設定ユーティリティーに統合される。

  • ブート可能なオペレーティングシステムのイメージがラベルの付いたエンティティーとしてブートリストに表示される。たとえば、Raw デバイスのラベルではなく、Windows ブートマネージャーのラベルが表示されます。

  • 効率的な電源およびシステム管理。

  • 確実な信頼性および障害管理。

  • UEFI ドライバ。

ただし、次の場合はレガシー BIOS ブートモードを選択するようにしてください。

  • インストールする予定のオペレーティングシステムが UEFI ブートモードでのブートをサポートしない。

  • サーバーのブートデバイスに、ロードする必要があるレガシーオプション ROM が含まれている。

ブートモードを表示または変更するには、現在のブートモードの表示または変更を参照してください。