Oracle® X6 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

保存した Oracle ILOM ファームウェア構成を復元する (Oracle ILOM)

始める前に、Oracle ILOM で次の役割に関連付けられた特権を持っていることを確認します。Admin (a)、User Management (u)、Console (c)、および Reset and Host Control (r)。

  1. Oracle ILOM Web インタフェースから保存済みの Oracle ILOM 構成を復元するには、次の手順を実行します。
    1. Oracle ILOM Web インタフェースにログインします。

      手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。

    2. ナビゲーションペインで、「ILOM Administration」>「Configuration Management」の順にクリックします。
    3. 「Operation」ドロップダウンリストで「Restore」を選択します。
    4. 「Transfer Method」ドロップダウンリストで、転送方法を選択します。
    5. XML ファイルの場所を指定します。
    6. XML ファイルのエクスポート時にパスフレーズを指定した場合は、そのパスフレーズを入力して確認します。

      注 -  Oracle ILOM 3.2.6 以降では、障害が発生したデータをバックアップに含めた場合、「Include Fault Data」を選択してそれを復元できます。この選択肢は Oracle の保守担当者が SP を置き換えるときのために予約されています。これにはパスフレーズが必要です。
    7. 「Run」をクリックします。

      注 -  復元操作が行われている間、Oracle ILOM セッションは中断されます。復元操作が完了すると、セッションは再開されます。
  2. Oracle ILOM コマンド行インタフェース (CLI) で保存済みの Oracle ILOM 構成を復元するには、次の手順を実行します。
    1. Oracle ILOM CLI にログインします。

      手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。

    2. set コマンドを使用します。

      set /SP/Config passphrase=passphrase include_faultdata=[true|false] load_uri=transfer_method://username:password@host/filepath

      ここでは:

      • passphrase は、XML ファイルのエクスポート時に指定したパスフレーズです。パスフレーズを指定しなかった場合は、passphrase プロパティーを設定しないでください。

      • include_faultdata=true を指定すると、障害が発生したデータがバックアップに含まれていた場合、障害が発生したデータが復元されます。これを選択する場合はパスフレーズが必要になり、Oracle ILOM で 3.2.6 以降で使用できます。


        注 -  障害が発生したデータのバックアップと復元は、Oracle の保守担当者が SP を置き換えるときのために予約されています。
      • transfer_method は、次のいずれかのプロトコルです。tftpftpsftpscphttp、または https

      • username および password は、バックアップファイルが保存されているリモートシステムでのユーザー資格です。

      • host は、バックアップファイルが保存されているシステムの IP アドレスまたはホスト名です。

      • filepath は、バックアップファイルの相対パスです。


      注 -  TFTP を使ってバックアップファイルを転送する場合は、usernamepassword を指定する必要はありません。

関連情報

  • Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』(http://www.oracle.com/goto/ilom/docs)、「Oracle ILOM のバックアップ XML ファイルを復元する」