Oracle ILOM のホストストレージデバイス機能を使用して、サーバーのサービスプロセッサ (SP) にリモートイメージファイルをマウントし、そのファイルをホストサーバーにリダイレクトします。このイメージは、接続されたストレージデバイスとしてホストサーバーに表示されます。ホストストレージデバイス機能は、次の場合に便利です。
リモートサーバーに格納されている単一の (ISO) イメージファイルから複数の Oracle サーバーをブートする必要がある。
リモートサーバーに格納されている単一の (VFAT) イメージファイルを使用して複数の Oracle サーバーを更新する必要がある。
どの Oracle ILOM インタフェースからでも、1 度にリダイレクトできるイメージファイルは 1 つだけです。また、別のタイプのリダイレクションが進行している間は、ホストストレージデバイス機能を使用できません。SP 上で別のストレージリダイレクションセッションが進行しているときにイメージファイルのリダイレクトを試みると、そのストレージリダイレクションは失敗し、エラーメッセージが表示されます。
ホストストレージデバイスリダイレクションを開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
Oracle ILOM で Admin (a) 役割特権を持っていること。
必要な場合は、イメージファイルがある NFS または SAMBA 中央リポジトリサーバーのユーザー資格を持っていること。
手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。
例:
nfs://198.51.100.2:/export/netadmin1/biosimage.img
例:
smb://198.51.100.2/netadmin1/biosimage.img
「Status」フィールドにリダイレクションのステータスが表示されます。
手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。
set /SP/services/kvms/host_storage_device/remote/server_URI=NFS_or_Samba_URI_file_location [username=username] [password=password]
set /SP/services/kvms/host_storage_device/ mode=remote
show /SP/services/kvms/host_storage_device/ status
set /SP/services/kvms/host_storage_device/ mode=disabled
『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』のリモートイメージファイルのリダイレクトに関するトピック