Oracle® X6 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

サーバーでの RAID の構成

RAID (Redundant Array of Independent Disks) 実装では、サーバーの利用可能なディスク領域全体で高いパフォーマンスとデータの整合性が確保されます。ほとんどの RAID レベルは、ドライブ間でデータをミラー化することによってディスク障害に耐えることができます。さらに、RAID 構成では 1 つ以上のホットスペアを指定できます。ホットスペアとは、障害の発生したドライブ上のデータが自動的に複製される未使用のドライブです。

RAID の構成は、オペレーティングシステムのインストール前でもインストール後でも実行できます。

  • オペレーティングシステムのインストール前は、BIOS ユーティリティーを使用して RAID を構成できます。これは、オペレーティングシステムをインストールする前に完了しなければならない必要な手順です。詳細は、ハードウェアの設置ガイドを参照してください。


    Caution

    注意  -  これらの手順を実行すると、オペレーティングシステムを含む、ディスク上のすべてのデータが消去されます。


  • オペレーティングシステムのインストール後は、次のツールを使用して RAID 構成を構成および変更できます。ただしこの手順を実行すると、影響を受けるドライブ上のすべてのデータ (OS を含む) が消去されます。ブートドライブ上の RAID 構成を変更する場合は、OS を再インストールする必要があります。

    ツール
    説明
    サポートされる RAID レベル
    ドキュメント
    Oracle Hardware Management Pack
    Oracle Hardware Management Packを参照してください。オペレーティングシステムのインストール後にドライブ (ブートドライブ以外) を構成するために使用できるコマンド行サーバー管理ツール。
    raidconfig list controller サブコマンドの出力を確認してください。
    MegaRAID コマンドツール
    オペレーティングシステムのインストール後にサーバーにインストールする必要があるコマンド行 RAID 構成アプリケーション。
    • RAID 0

    • RAID 1

    • RAID 5

    • RAID 6

    • RAID 00

    • RAID 10

    • RAID 50

    MegaRAID SAS ソフトウェアユーザーガイド』: