Oracle® X6 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

Oracle ILOM SP のネットワーク設定を変更する (Oracle ILOM)

Oracle ILOM を使用してサーバーを配備または管理する場合には、オプションで、サービスプロセッサ (SP) で提供されるデフォルトのネットワーク設定を変更できます。

ここでは、SP に割り当てられたネットワーク設定を表示および変更する際の、Web およびコマンド行インタフェース (CLI) の手順について説明します。このタスクの詳細については、次の手順を参照してください。


注 -  以前のリリースの Oracle ILOM は、IPv4 ネットワーク接続またはデュアルスタック (IPv4 および IPv6) ネットワーク接続を構成する機能をサポートしています。拡張された Oracle ILOM の新しいリリースでは、静的 IPv6 ゲートウェイアドレスおよび次のいずれかを構成する機能をサポートしています。IPv4 ネットワーク接続のみ、IPv6 ネットワーク接続のみ、またはデュアルスタックネットワーク接続 (IPv4 と IPv6 の両方が有効)。これらの拡張機能をサポートしている Oracle ILOM リリースを確認するには、プロダクトノートを参照してください。
  1. Oracle ILOM に管理者としてログインします。

    CLI または Web インタフェースから Oracle ILOM を起動する手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。

  2. SP のネットワーク設定を変更するには、次のいずれかを実行します。
    • Web インタフェースから、これらの手順を実行します。
      1. 「ILOM Administration」>「Connectivity」>「Network」をクリックします。
      2. 必要に応じて「Network Settings」ページの設定を変更します。

        「Network Settings」ページでプロパティーを構成する方法の詳細については、More Details リンクをクリックしてください。

      3. 「Save」をクリックして Oracle ILOM でのネットワークプロパティーの変更を保存します。

        注 -  IP ネットワークプロパティーの変更を保存すると、SP 上のすべてのユーザーセッションが終了します。Oracle ILOM にログインし直すには、新しく割り当てられたサービスプロセッサの IP アドレスを使用します。
    • CLI インタフェースから、これらの手順を実行します。
      1. SP に割り当てられている IPv4 および IPv6 ネットワーク設定を表示するには、次のように入力します。

        IPv4 の場合、show /SP/network と入力します

        IPv6 の場合、show /SP/network/ipv6 と入力します

      2. IPv4 および IPv6 の各ネットワークプロパティーの説明を表示するには、次のように入力します。

        IPv4 の場合、help /SP/network と入力します

        IPv6 の場合、help /SP/network/ipv6 と入力します

      3. SP 上の IPv4 および IPv6 ネットワークプロパティーを変更するには、set コマンドを使用します。

        IPv4 の例:

        set /SP/network state=enabled|disabled pendingipdiscovery=static|dhcp pendingipaddress=value pendingipgateway=value pendingipnetmask=value

        IPv6 の例:

        set /SP/network/ipv6 state=enabled|disabled pending_static_ipaddress= value/ subnet_mask_value pending_static_ipgatewayaddress= value


        注 -  Oracle ILOM の拡張版が含まれているサーバーの場合、/SP/network/ state=enabled コマンドでは IPv6 が有効になりません。代わりに、/SP/network/ipv6 state=enabled コマンドを使用します。
      4. Oracle ILOM で保留中のネットワークの変更をコミットするには:

        set /SP/network commitpending=true と入力します。


      注 -  IP ネットワークプロパティーの変更を保存すると、SP 上のすべてのユーザーセッションが終了します。Oracle ILOM にログインし直すには、新しく割り当てられたサービスプロセッサの IP アドレスを使用します。