Oracle® X6 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

BIOS およびサービスプロセッサのファームウェアを更新する (Oracle ILOM)

作業を開始する前に、Oracle ILOM で Admin (a) 役割特権を持っていることを確認してください。


注 -  ファームウェア更新処理の完了には、数分かかります。この期間中は、ターゲットサーバーで操作を一切実行しないでください。
  1. ソフトウェアおよびファームウェアの更新を入手するで説明した方法のいずれかを使用して、FIRMWARE PACK パッチを入手します。

    FIRMWARE PACK には、BIOS およびサービスプロセッサ (SP) のファームウェア用の .pkg 更新ファイルが含まれています。

  2. Oracle ILOM Web インタフェースで BIOS および SP のファームウェアイメージを更新するには、次の手順を実行します。
    1. Oracle ILOM Web インタフェースにログインします。

      手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。

    2. ナビゲーションペインで、「ILOM Administration」>「Maintenance」の順にクリックしてから、「Firmware Upgrade」タブをクリックします。
    3. 「Enter Upgrade Mode」ボタンをクリックします。

      「Firmware Update」ページが表示されます。

    4. 次のオプションを選択します。
      • Preserve Configuration: 既存の Oracle ILOM ファームウェア設定を保存および復元するには、このオプションを有効にします。

      • Preserve BIOS Configuration: 既存の BIOS 構成を保存して復元するには、このオプションを有効にします。このオプションは、一部のサーバーではサポートされていません。

      • Delay BIOS Upgrade: システムが次にリセットされるか電源が再投入されるまで、BIOS のアップグレードを延期します。

    5. アップグレードが完了するまで、プロンプトに従います。

      次の動作は「Delay BIOS Upgrade」を選択したかどうかによって異なります。

      • 「Delay BIOS Upgrade」を選択しなかった場合は、更新ステータスが表示されます。更新ステータスの表示が 100% に達すると、システムの電源が再投入され、更新が適用されます。

      • 「Delay BIOS Upgrade」を選択した場合は、システムによって Oracle ILOM が更新されますが、BIOS はアップグレードされず、電源も再投入されません。代わりに、サーバーを次にリセットするか電源を再投入したときに BIOS がアップグレードされます。


        注 -  Oracle ILOM の更新が行われると、Oracle ILOM セッションは終了します。更新が完了すると、Oracle ILOM にふたたびアクセスできます。

        注 -  保留中の BIOS アップグレードが存在するときにサーバーをリセットすると、Oracle ILOM によって BIOS のアップグレードが実行されます。この場合、サーバーの電源が再投入され、リセットに通常より長い時間がかかります (26 分程度)。これは、リセット中に BIOS の遅延アップグレードが適用される場合の正常な動作です。

  3. Oracle ILOM コマンド行インタフェース (CLI) で BIOS および SP のファームウェアイメージを更新するには、次の手順を実行します。
    1. Oracle ILOM CLI にログインします。

      手順については、Oracle ILOM へのアクセスを参照してください。

    2. load source コマンドを入力します。

      load -source/[protocol]://[username]:[password@server_ip]/[path_to_image]/[.pkg]

      ここで、protocolhttphttpsftptftpsftpscp のいずれかになります。

    3. Y と入力してファームウェアイメージをロードしてから、次のプロンプトへの応答を入力します。はいの場合は Y、いいえの場合は N
      • Preserve Configuration: 既存の Oracle ILOM ファームウェア設定を保存および復元するには、このオプションを有効にします。

      • Preserve BIOS Configuration: 既存の BIOS 構成を保存して復元するには、このオプションを有効にします。このオプションは、一部のサーバーではサポートされていません。

      • Delay BIOS Upgrade: システムが次にリセットされるか電源が再投入されるまで、BIOS のアップグレードを延期します。


      注 -  スクリプトを使用する場合、これらのオプションはデフォルトで有効になっています。

      次の動作は「Delay BIOS Upgrade」を選択したかどうかによって異なります。

      • 「Delay BIOS Upgrade」を選択しなかった場合は、更新ステータスが表示されます。更新ステータスの表示が 100% に達すると、システムの電源が再投入され、更新が適用されます。

      • 「Delay BIOS Upgrade」を選択した場合は、システムによって Oracle ILOM が更新されますが BIOS はアップグレードされず、電源も再投入されません。代わりに、サーバーを次にリセットするか電源を再投入したときに BIOS がアップグレードされます。


        注 -  Oracle ILOM の更新が行われると、Oracle ILOM セッションは終了します。更新が完了すると、Oracle ILOM にふたたびアクセスできます。

        注 -  保留中の BIOS アップグレードが存在するときにサーバーをリセットすると、Oracle ILOM によって BIOS のアップグレードが実行されます。この場合、サーバーの電源が再投入され、リセットに通常より長い時間がかかります (26 分程度)。これは、リセット中に BIOS の遅延アップグレードが適用される場合の正常な動作です。

関連情報

  • Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』(http://www.oracle.com/goto/ilom/docs) の「サーバー SP または CMM のファームウェアイメージを更新する」