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更新: 2015 年 5 月
 
 

SPARC: Fujitsu M10 システムで hotplug によって PCI ボックス上のデバイスを構成できない (15813959)

Fujitsu M10 システムでは、Oracle Solaris ホットプラグフレームワークを使用して、PCI (Peripheral Component Interconnect) ボックスを完全に構成することはできません。I/O デバイスのノード構成はプラットフォームごとに異なり、リソース割り当ては固定値を持つ pcicfg_slot 変数によって割り当てられます。

# Fixed values for resource allocation
[ uts/sun4/io/pcicfg.c ]
static int pcicfg_slot_busnums = 8;
static int pcicfg_slot_memsize = 32 * PCICFG_MEMGRAN; /* 32 MB per slot */
static int pcicfg_slot_iosize = 16 * PCICFG_IOGRAN; /* 64 K per slot */ 

MEM64MEM32、および I/O デバイスのリソースは、子デバイスごとに固定値によって割り当てられます。たとえば、4 つの子デバイスを構成するには、pcicfg_slot_busnums 変数の値を 32 に設定します。

ただし、Fujitsu M10 プラットフォームの Open Boot PROM (OBP) は PCI ボックスの構成をサポートしているため、PCI ボックスを使用すると Oracle Solaris を正常にブートできます。この問題は、Oracle Solaris ホットプラグフレームワークでのみ見られます。OS は PCI ボックスを使用してブートできますが、hotplug によって認識されません。

回避方法: PCI ボックスを使ってシステムを構成するには、次の手順を実行します。

  1. /etc/system ファイルで、pcicfg:pcicfg_slot_busnums 変数を設定します。

    set pcicfg:pcicfg_slot_busnums = 4
  2. システムをリブートします。

    # reboot