Oracle® Solaris 11.2 ご使用にあたって

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更新: 2015 年 5 月
 
 

T4 および T4+ プラットフォームの sshsshd、および Apache で OpenSSL pkcs11 エンジンがデフォルトで有効になる (18762585、18764604)

Oracle Solaris 11.2 以降、T4 命令および Intel ハードウェアアクセラレーションは、非 FIPS-140 OpenSSL の OpenSSL 内部暗号化実装に組み込まれました。sshsshd、および Apache では T4 システムおよび以降のバージョンにおいて OpenSSL pkcs11 エンジンをデフォルトで使用するため、この変更はこれらのサービスのパフォーマンスに影響を及ぼします。

回避方法: 最高のパフォーマンスを得るには、OpenSSL pkcs11 エンジンを無効にします。

ssh および sshd サービスで pkcs11 エンジンを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. 次の行を /etc/ssh/ssh_config および /etc/ssh/sshd_config ファイルに追加します。

    UseOpenSSLEngine no
  2. ssh サービスを再起動します。

    # svcadm restart ssh

apache22 サービスで pkcs11 エンジンを無効にするには、次の手順を実行します。

  1. /etc/apache2/2.2/conf.d/ssl.conf ファイルの次の行をコメントアウトします。

    # SSLCryptoDevice pkcs11
  2. apache22 サービスを再起動します。

    # svcadm restart apache22

注 -  この問題は、OpenSSL の非 FIPS-140 モジュールのみに該当します。OpenSSL FIPS-140 モジュールの場合については、Using a FIPS 140 Enabled System in Oracle Solaris 11.2を参照してください。