Oracle® Solaris 11.2 ご使用にあたって

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更新: 2015 年 5 月
 
 

Toshiba 製内蔵 SAS ハードディスクドライブの MPxIO サポートにより、旧バージョンの Oracle Solaris にロールバックできない (15824482)

Oracle Solaris 11.2 から、Solaris マルチパスでは、次の製品 ID を持つ Toshiba 製ハードディスクドライブがサポートされます。

  • AL13SEB600

  • MBF2600RC

  • MK1001GRZB

  • MK2001GRZB

Oracle Solaris 11.2 に更新して新しいブート環境にリブートすると、Oracle Solaris の古いバージョンにロールバックできません。次のエラーメッセージが表示されます。

root@smem10a:~# beadm activate S11U1SRU20B04-z_stress-2.10-1
Error while accessing "/dev/rdsk/c2t500003942823F352d0s0": 
No such file or directory
Unable to activate S11U1SRU20B04-z_stress-2.10-1.
Error installing boot files.

回避方法: 次のいずれかを選択してください。

  • Open Boot PROM (OBP) または GRand Unified Bootloader (GRUB) を使用して、Oracle Solaris の古いバージョンにロールバックします。

    • SPARC システムの場合、OBP モードですべての使用可能なブート環境を一覧表示し、次に指定されたブート環境のルートファイルシステムをブートします。

      {0} ok boot -L
      {0} ok boot -Z rpool/ROOT/boot-environment

      SPARC でブート環境をブートする方法については、Booting From an Alternate Operating System or Boot Environment in Booting and Shutting Down Oracle Solaris 11.2 Systemsを参照してください。

    • x86 システムの場合、GRUB メニューで、GRUB で選択されたデフォルトバージョンではなく、ブートする OS バージョンを手動で選択します。

  • TOSHIBA ディスクと接続された特定の HBA ポートについて、MPxIO 構成を無効にします。MPxIO を無効にする詳細については、 stmsboot (1M) のマニュアルページを参照してください。