Oracle® Solaris 11.2 ご使用にあたって

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更新: 2015 年 5 月
 
 

passwd コマンドを使用してユーザーパスワードの状態を変える (15806373)

    Oracle Solaris 11.1 以降、Oracle Solaris 11 で許可されていなかったパスワードの状態遷移のいくつかが承認ユーザーに対して復元されました。特に、passwd コマンドを使用した、次のパスワードの状態遷移が許可されるようになりました。

  • passwd username を使用した、UNIX 以外の認証アカウントへのパスワードの割り当て。

  • パスワードを持つアカウントの、UNIX 以外の認証アカウントへの直接の変換。

  • UNIX 以外の認証状態にあるアカウントを手動でロックおよびロック解除する機能。この場合、passwd –sa コマンドはアカウントに対して NL を示します。

これらのパスワードの状態遷移は、Oracle Solaris の以前のリリース (Oracle Solaris 11 を除く) でサポートされていました。


注 -  ロックされた状態にあるアカウントに新しいパスワードを割り当てるには、passwd –u コマンドを使用した明示的なロック解除が引き続き必要です。また、passwd –N コマンドで UNIX 以外の認証アカウントとしてマークされるアカウントでは、失敗したログインのカウンタは増加しません。

詳細は、 passwd (1) のマニュアルページを参照してください。