Oracle VM Server for SPARC システムにおいて、ルートドメインがリブートするときに igb SR-IOV 仮想関数により I/O ドメインでパニックが発生します。
次のエラーメッセージが表示されます。
root@racn1:~# May 22 16:20:58 racn1 in.mpathd[87]: The link has gone down on net1 May 22 16:20:58 racn1 in.mpathd[87]: IP interface failure detected on net1 of group ipmp0 May 22 16:21:01 racn1 in.mpathd[87]: The link has come up on net1. panic[cpu10]/thread=2a100cc5c40: BAD TRAP: type=30 rp=2a100cc54a0 addr=0 mmu_fsr=4. sched: data access exception: ... ... ... syncing file systems... done dumping to /dev/zvol/dsk/rpool/dump, offset 65536, content: kernel sections
PCIe エンドポイントデバイスを持つ I/O ドメインの実行中にプライマリドメインがリブートされた場合、I/O ドメインの動作は予測不能です。
回避方法: 次のいずれかを選択してください。
ルートドメインをシャットダウンする前に、システムの PCIe エンドポイントデバイスが割り当てられているドメインをシャットダウンします。ルートドメインを停止、シャットダウン、またはリブートする前に、それらのドメインが正常にシャットダウンされていることを確認します。
ルートドメインと、PCIe エンドポイントデバイスが割り当てられているドメインの間の、ドメインの依存関係を構成します。この依存関係により、何かの理由でルートドメインがリブートしたときに、PCIe エンドポイントデバイスを持つドメインが確実に自動的にリブートされます。依存関係によって強制的にドメインがリセットされます。
詳細は、『Oracle VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド』を参照してください。