Oracle® Solaris 11.2 ご使用にあたって

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更新: 2015 年 5 月
 
 

D-Bus システムデーモンに設けられた Sun Ray または XDMCP サーバーの使用に対するファイル記述子の上限が小さい (15812274)

Sun Ray または XDMCP サーバーの使用時に、D-Bus システムデーモンはディスプレイごとにいくつかのファイル記述子を使用します。256 というデフォルトのファイル記述子の上限では、同時に少数のクライアント接続しか許可されません。Oracle Solaris 11.2 で動作する Sun Ray または XDMCP サーバーは、ファイル記述子の上限を超えると、新しいディスプレイの管理を停止します。

30 - 40 のクライアント接続のあとでファイル記述子の上限を超える可能性があります。この数字は、デスクトップセッションで使用されるプログラムおよびパネルアプレットの種類に応じて変わることがあります。

回避方法: Sun Ray または XDMCP の使用をサポートするように、/lib/svc/method/svc-dbus ファイル内のファイル記述子の上限を大きくします。

/lib/svc/method/svc-dbus ファイル内の 40 行目を次から:

/usr/lib/dbus-daemon --system

次に変更します。

ulimit -S -n 8192 ; /usr/lib/dbus-daemon --system