Oracle® Solaris 11.2 リンカーとライブラリガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

アプリケーションバイナリインタフェース

システムコンポーネントとアプリケーションコンポーネントの間に定義されたバイナリインタフェースを利用すると、これらのコンポーネントを非同期的に更新できます。Oracle Solaris リンカーと実行時リンカーはこれらのインタフェース上で動作して、実行用にアプリケーションをアセンブルします。Oracle Solaris リンカーと実行時リンカーによって処理されるすべてのコンポーネントにはバイナリインタフェースがありますが、Oracle Solaris システムが提供するバイナリインタフェースを総称して、「Oracle Solaris ABI」と言います。

Oracle Solaris ABI は、System V アプリケーションバイナリインタフェースによって始まった ABI の成果の技術上の子孫です。この成果は、SPARC International, Inc.® によって行われた SPARC プロセッサ向けの追加により発展し、SPARC Compliance Definition (SCD) と呼ばれます。