Oracle® Solaris 11.2 リンカーとライブラリガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

レジスタシンボル

SPARC アーキテクチャーは、レジスタシンボル (大域レジスタを初期化するシンボル) をサポートします。レジスタシンボルに対するシンボルテーブルエントリには、次の値が入ります。

表 12-25  SPARC: ELF シンボルテーブルエントリ: レジスタシンボル
フィールド
意味
st_name
シンボル名文字列テーブルへのインデックス。または 0 (スク ラッチレジスタ)。
st_value
レジスタ番号。整数レジスタの割り当てについては、ABI マニュアルを参照してください。
st_size
未使用 (0)。
st_info
結合は標準的には STB_GLOBAL です。種類は STT_SPARC_REGISTER でなければなりません。
st_other
未使用 (0)。
st_shndx
このオブジェクトがこのレジスタシンボルを初期化する場合は、SHN_ABS。それ以外の場合は、SHN_UNDEF

定義済みの SPARC 用レジスタ値を、次に示します。

表 12-26  SPARC: ELF レジスタ番号
名前
意味
STO_SPARC_REGISTER_G2
0x2
%g2
STO_SPARC_REGISTER_G3
0x3
%g3

特定の大域レジスタのエントリが存在しないことは、その特定の大域レジスタがオブジェクトで使用されないことを意味します。