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Oracle® SuperCluster M7 シリーズ設置ガイド

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更新: 2016 年 2 月
 
 

ハードウェア設置タスクの概要

この表は、Oracle サービス担当者が実施する設置プロセスのサマリーを示しています。

SuperCluster M7 を構成する各種の Oracle 製品には別途ドキュメントが用意されているため、このドキュメントでは、ほかのドキュメントに記載されていない設置情報のみを提供します。

この表は、ハードウェア設置に関するドキュメントに記載の設置ドキュメントとともに使用してください。

手順
リンク
1.システムについて理解します。
  1. ドキュメントを検索します。

  2. 主要コンポーネントを特定します。

  3. スペアキットに付属するアイテムを確認します。

2.設置場所を準備します。
  1. 設置場所がすべてのシステム要件を満たしていることを確認します。これらの要件の仕様については、SPARC M7 シリーズサーバー設置ガイドに記載されています。

    - 物理スペース、搬入エリア、搬入経路

    - 施設の電源、回路遮断器、およびソケット

    - 冷却

  2. 必要項目を入力した Oracle SuperCluster M7 シリーズ設置場所チェックリストおよび Oracle SuperCluster M7 構成ワークシートを確認します。

  3. ネットワーク要件を確認します。

3.設置の準備をします。
  1. 安全のための注意事項、ガイドライン、設置場所チェックリスト、および設置場所の要件を確認します。

  2. 設置に必要な工具と装置を集めます。

  3. システム用の電源が施設の回路遮断器で切断されていることを確認します。

  4. ネットワーク差し込み口を設置エリアまで配備します。

  5. システムの DNS を準備する

4.SuperCluster ラックおよびオプションの拡張ラックを開梱し、目的の場所に置きます。
  1. 出荷用梱包箱に添付されている開梱ガイドの説明に従って、ラックを開梱します。

  2. 2 人以上で、割り当てられた領域にシステムを押し込みます。

  3. 追加の拡張ラックがある場合は (最大 17)、SuperCluster ラックに隣接するように配置します。

    注 – ケーブルの長さに制約があるため、拡張ラックはサーバーに隣接する状態で設置してください。

  4. すべてのラックを安定させ、水平になるようにします。

5.(オプション) オプションのコンポーネントを取り付けます。
  1. 追加の PCIe カードを取り付けます。

  2. 別々に出荷された任意の IB スイッチ (一般に、ほとんどの構成で必須であるスパインスイッチとして U1 に取り付けられています) を取り付けます。

注 -  新しい設置の場合、U1 内の IB スイッチ (スパインスイッチ) は工場出荷時に取り付けられます。

注 -  この時点では、まだ SuperCluster を外部ネットワークに接続しないでください。

6.SuperCluster ラックに電源を投入します。
  1. すべてのラック電源コードを施設の電源に接続します。電源コードはキャビネットの上部または下部を通して配線し、各コードを接続してラックに固定します。

  2. SP シリアルケーブルを両方の SP に接続します。

  3. 施設の回路遮断器のスイッチをオンにします。

  4. SP がブートするまで数分待ちます。

  5. 計算サーバーのスタンバイ電源がオンになり、障害を示すインジケータが点灯していないことを確認します。

  6. Ethernet 管理スイッチに電源が投入されていることを確認します。

  7. IB スイッチに電源が投入されていることを確認します。

  8. 電源投入ボタンを押すか、Oracle ILOM を使用してストレージサーバーをオンにします。

  9. ZFS ストレージコントローラが起動しない場合は、2 つの ZFS ストレージコントローラの前面にあるスイッチを押します。

  10. ハードウェアの点検と検証を実施します。

注 -  この時点では、まだ SuperCluster を外部ネットワークに接続しないでください。

7.(存在する場合) 拡張ラックに電源を投入します。
  1. 拡張ラックを施設の電源に接続します。電源コードはキャビネットの上部または下部を通して配線します。

  2. 施設の回路遮断器のスイッチをオンにします。

  3. 拡張ラックの PDU ブレーカーの電源を入れます。

  4. すべての SP がブートするまで数分待ちます。

  5. スタンバイ電源がオンになり、障害を示すインジケータが点灯していないことを確認します。

  6. 電源投入ボタンを押すか、Oracle ILOM を使用してストレージサーバーをオンにします。

  7. 拡張ラックストレージハードウェアの点検と検証を実施します。

8.(存在する場合) 追加の SuperCluster ラックおよび拡張ラックを 1 番目の SuperCluster ラックにケーブル配線します。
  1. 追加の SuperCluster ラックをケーブル配線します。

  2. 拡張ラックを SuperCluster に相互にケーブル配線します。

  3. コンポーネントの保守が可能になるように、ケーブルを配線したあと面ファスナーでまとめます。

注 -  この時点では、まだ SuperCluster を外部ネットワークに接続しないでください。

9.設置場所の要件に従い、認定 Oracle サービス担当者が SuperCluster ソフトウェアを構成します。
詳細は、Oracle サポート担当者に問い合わせてください。
10.SuperCluster ラックを外部ネットワークに接続します。
  1. 工場出荷時にインストールされたデフォルトの IP アドレスが、設置場所の IP アドレスと競合しないことを確認します。

  2. SuperCluster Ethernet 管理スイッチを施設管理ネットワークに接続します。

  3. SuperCluster 10GbE ポートを施設ネットワークに接続します。

11.SuperCluster ノードのいずれかにログインします。
さまざまな方法で SuperCluster M7 にログインできます。選択する方法は、システムの状態によって異なります。詳細は、SPARC M7 シリーズサーバー管理ガイドを参照してください。

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