Oracle® Developer Studio 12.5: パフォーマンスライブラリユーザーズガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリの機能

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリでは多くのルーチンのシリアル速度が向上し、多くのルーチンが並列化されているため、パフォーマンスライブラリのルーチンはシリアルプロセッサとマルチプロセッサ (MP) の両方のプラットフォームでアプリケーションのパフォーマンスを高めることができます。Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリのルーチンでは、Netlib 基本ライブラリには存在しない SPARC、AMD、および Intel に固有の最適化も得られます。

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリでは、Netlib 基本ライブラリに次の最適化と拡張が加えられます。

  • Fortran 95 および C 言語のインタフェースをサポートする拡張機能

  • 型への非依存性やコンパイル時チェックなどの、Fortran 95 言語の機能

  • パフォーマンスライブラリ内のさまざまなライブラリにわたって一貫した API

  • LAPACK 1.0、2.0、3.0、3.1.1、3.3.1、3.4.2、および 3.5.0 ライブラリとの互換性

  • パフォーマンスの向上、および場合によっては精度の向上

  • 特定の SPARC および x86/x64 命令セットアーキテクチャー向けの最適化

  • 64 ビット対応の Oracle Solaris および Linux オペレーティング環境のサポート

  • SPARC および x86/x64 プラットフォーム向けの並列処理コンパイラオプションのサポート

  • マルチプロセッサハードウェアオプションのサポート