Oracle® Developer Studio 12.5: パフォーマンスライブラリユーザーズガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリのルーチン

この付録では、Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリのルーチンをライブラリ、ルーチン名、および機能別に示します。

機能の説明と Fortran および C のインタフェースのリストについては、個々のルーチンのセクション 3P マニュアルページを参照してください。たとえば、SBDSQR ルーチンのマニュアルページを表示するには、man -s 3P sbdsqr と入力します。マニュアルページのルーチン名は小文字を使用します。

多くのルーチンには、異なるデータ型で動作する別々のルーチンが存在します。各ルーチンを個別に示す代わりに、ルーチン名に小文字の x を使用して、単精度、倍精度、複素数、および倍精度複素数データ型を表します。たとえば、ルーチン xBDSQR の場合、次のデータ型で動作する 4 つのルーチンがあります。

  • SBDSQR – 単精度データ型

  • DBDSQR – 倍精度データ型

  • CBDSQR – 複素数データ型

  • ZBDSQR – 倍精度複素数データ型

S、D、C、および Z のルーチン名が使用できない場合、接頭辞 x は使用せず、各ルーチン名を示します。64 ビット対応のオペレーティング環境にも、対応する 64 ビットルーチンがあります (リストには示されていません)。それらの名前は接尾辞 _64 で表されます。たとえば、64 ビットバージョンの xBDSQR は次のとおりです。

  • SBDSQR_64

  • DBDSQR_64

  • CBDSQR_64

  • ZBDSQR_64

LAPACK ルーチン

次の一連の表に、Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリの LAPACK ルーチンを示します。(P) はルーチンが並列化されていることを表します。

表 25  二重対角行列ルーチン
ルーチン
機能
SBDSDC (P) または DBDSDC (P)
分割統治法を使用して、二重対角行列の特異値分解 (SVD) を計算します。
xBDSQR
陰的シフトなし QR 法を使用して、実上/下二重対角行列の SVD を計算します。
SLARTGS または DLARTGS
二重対角行列の SVD 問題の陰的 QR 反復にバルジを導入するために設計された平面回転を生成します。SBBCSD または DBBCSD によって使用されます。
表 26  共通ルーチンまたは計算ルーチン
ルーチン
機能
CHLA_TRANSTYPE
BLAST 指定の整数定数を、転置演算を指定する文字列に変換します。
CLA_HERPVGRW (P) または ZLA_HERPVGRW (P)
複素エルミート行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
ILADIAG
行列が単位対角を持つかどうかを指定する文字列を、関連する BLAST 指定の整数定数に変換します。
ILAPREC
中間精度を指定する文字列を、関連する BLAST 指定の整数定数に変換します。
ILATRANS
転置演算を指定する文字列を、関連する BLAST 指定の整数定数に変換します。
ILAENV
問題に依存するパラメータをローカル環境に応じて選択するために、LAPACK ルーチンから呼び出されます。
ILAUPLO
上/下三角行列を指定する文字列を、関連する BLAST 指定の整数定数に変換します。
ILAVER
LAPACK のバージョンを返します。
xLA_GBRPVGRW
実/複素一般帯行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
xLA_GERPVGRW (P)
一般不定値行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
xLA_PORPVGRW (P)
実対称/エルミート正定値行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
xLA_SYRPVGRW (P)
実/複素対称不定値行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
SLAMRG (P) または DLAMRG (P)
個別にソートされた 2 セットのエントリを昇順にソートされた 1 つのセットにマージするための置換リストを作成します。
CLANHF (P) または ZLANHF (P)
RFP 形式のエルミート行列の 1 ノルム、フロベニウスノルム、無限大ノルム、または最大絶対値要素の値を返します。
SLANSF (P) または DLANSF (P)
RFP 形式の実対称行列の 1 ノルム、フロベニウスノルム、無限大ノルム、または最大絶対値要素の値を返します。
xLARSCL2 (P)
ベクトルに対して逆数の対角スケーリングを実行します。
xLASCL2 (P)
ベクトルに対して対角スケーリングを実行します。
SLASQ1 または DLASQ1
実正方二重対角行列の特異値を計算します。SBDSQR または DBDSQR によって使用されます。
SLASQ2 または DLASQ2
実対称正定値三重対角行列 (高い相対精度) のすべての固有値を計算します。SBDSQRSSTEGR または DBDSQRDSTEGR によって使用されます。
SLASQ3 または DLASQ3
減次をチェックし、シフトを計算し、DQDS 法を呼び出します。SBDSQR または DBDSQR によって使用されます。
SLASQ4 または DLASQ4
以前の変換の値を使用して、最小固有値への近似を計算します。SBDSQR または DBDSQR によって使用されます。
SLASQ5 または DLASQ5
反復形式の DQDS 変換を 1 つ計算します。SBDSQRSSTEGR または DBDSQRDSTEGR によって使用されます。
SLASQ6 または DLASQ6
アンダーフローおよびオーバーフローに対する保護付きで、反復形式の DQD 変換 (シフトは 0 に等しい) を 1 つ計算します。SBDSQRSSTEGR または DBDSQRDSTEGR によって使用されます。
SLASRT または DLASRT
ベクトル内の数値を昇順または降順にソートします。
xLATRZ (P)
実/複素上台形行列を直交変換によって因子分解します。
CROTZROT
ギブンス平面回転を適用します。SROT/DROT はレベル 1 BLAS に含まれています。
表 27  コサイン-サイン (CS) 分解ルーチン
ルーチン
機能
xBBCSD (P)
二重対角ブロック形式のユニタリ/直交行列の CS 分解を計算します。
SORCSD (P) または DORCSD (P)
実分割直交行列の CS 分解を計算します。
SORCSD2BY1 または DORCSD2BY1 (P)
正規直交列を持ち、2 × 1 ブロック構造に分割されている M × Q 行列の CS 分解を計算します。
CUNCSD (P) または ZUNCSD (P)
M × M 分割ユニタリ行列の CS 分解を計算します。
表 28  対角行列ルーチン
ルーチン
機能
SDISNA (P) または DDISNA (P)
実対称/複素エルミート行列の固有ベクトルに関する条件数の逆数を計算します。
表 29  一般帯行列ルーチン
ルーチン
機能
CGBBRD または ZGBBRD
複素一般帯行列を直交変換によって上二重対角形式に縮約します。
SGBBRD (P) または DGBBRD (P)
実一般帯行列を直交変換によって上二重対角形式に縮約します。
xGBCON
LU 因子分解を使用して、一般帯行列の条件数の逆数を推定します。
xGBEQU (P)
一般帯行列を均衡化し、その条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。
xGBEQUB (P)
一般帯行列を均衡化し、その条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。スケーリング係数が基数のべき乗に限定される点で、CGEEQU とは異なります。
xGBRFS (P)
係数行列が帯行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
xGBRFSX (P)
帯行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、誤差限界と後退誤差推定を提供します。このコードは、ノルムから見た誤差限界に加え、可能な場合は最大成分から見た誤差限界も提供します。
xGBSV
一般帯行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xGBSVX (P)
一般帯行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xGBSVXX (P)
一般帯行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ、高精度)。要求された場合は、ノルムから見た誤差限界と最大成分から見た誤差限界の両方を返します。
xGBTF2 (P)
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、実/複素一般帯行列の LU 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGBTRF (P)
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、一般帯行列の LU 因子分解を計算します。
xGBTRS
xGBTRF で計算された因子分解を使用して、一般帯行列の連立 1 次方程式を解きます。
xLA_GBAMV
実/複素帯行列の誤差限界を計算する行列-ベクトル演算を実行します。
xLA_GBRFSX_EXTENDED
高精度反復改良を実行することによって実/複素一般帯行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
表 30  一般行列 (非対称または長方) ルーチン
ルーチン
機能
SGEJSV (P) または DGEJSV (P)
実一般行列の特異値分解 (SVD) を計算します。
DSGESV
実一般行列の連立 1 次方程式の解を計算します (反復改良を使用した混合精度)。
SGESVJ (P) または DGESVJ (P)
実一般行列の特異値分解 (SVD) を計算します。前処理付きヤコビ SVD 法を実装します。SGEQP3SGEQR、および SGELQF または DGEQP3DGEQRF、および DGELQF をプリプロセッサとして使用するため、精度が向上する可能性があります。
ZCGESV
複素一般行列の連立 1 次方程式の解を計算します (反復改良を使用した混合精度)。
ZCPOSV
複素正定値行列の連立 1 次方程式の解を計算します (反復改良を使用した混合精度)。
xGEBAK
xGEBAL から出力された均衡化行列の計算された固有ベクトルに後退変換を行うことによって、一般行列の右/左固有ベクトルを生成します。
xGEBAL (P)
実/複素一般行列を均衡化します。
xGEBD2
一般行列を二重対角形式に縮約します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGEBRD
一般行列をユニタリ/直交変換によって上/下二重対角形式に縮約します (ブロック化アルゴリズム)。
xGECON
xGETRF で計算された因子分解を使用して、一般行列の条件数の逆数を推定します。
xGEEQU (P)
一般長方行列を均衡化し、その条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。
xGEEQUB (P)
一般長方行列を均衡化し、その条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。スケーリング係数が基数のべき乗に限定される点で、xGETRF とは異なります。
xGEES
一般行列の固有値およびシュール因子分解を計算します (単純ドライバ)。
xGEESX
一般行列の固有値とシュール因子分解を計算します (エキスパートドライバ)。
xGEEV (P)
一般行列の固有値と左および右固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。
xGEEVX (P)
一般行列の固有値と左および右固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
xGEGS
xGGES に置き換えられた非推奨のルーチン。
xGEGV (P)
xGGEV に置き換えられた非推奨のルーチン。
xGEHD2
一般正方行列をユニタリ/直交相似変換によって上ヘッセンベルグ形式に縮約します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGEHRD (P)
一般行列を直交相似変換によって上ヘッセンベルグ形式に縮約します。
xGELQ2
実/複素一般長方行列の LQ 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGELQF
一般長方行列の LQ 因子分解を計算します。
xGELS (P)
A の QR または LQ 因子分解を使用して、優決定系の連立 1 次方程式の最小二乗解を計算します。
xGELSD
分割統治法と A の QR または LQ 因子分解を使用して、優決定系の連立 1 次方程式の最小二乗解を計算します。
xGELSS
一般長方行列の SVD を使用して、線形最小二乗問題の最小ノルム解を計算します (単純ドライバ)。
xGELSX (P)
xSELSY に置き換えられた非推奨のルーチン。
xGELSY (P)
完全直交因子分解を使用して、線形最小二乗問題の最小ノルム解を計算します。
xGEMQRT
一般行列を、直交行列で変換した結果で上書きします。この直交行列は、xGEQRT から返されるコンパクト WY 表現を使用して生成された基本鏡映行列どうしの積として定義されます。
xGEQL2
実/複素一般長方行列の QL 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGEQLF
実/複素一般長方行列の QL 因子分解を計算します。
xGEQP3
レベル 3 BLAS を使用して、一般長方行列の QR 因子分解を計算します。
xGEQPF
xGEQP3 に置き換えられた非推奨のルーチン。
xGEQR2
実/複素一般長方行列の QR 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGEQR2P
非負対角要素を持つ実/複素一般長方行列の QR 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGEQRFP
実/複素一般長方行列の QR 因子分解を計算します。
xGEQRT
Q のコンパクト WY 表現を使用して、実/複素一般行列のブロック化 QR 因子分解を計算します。
xGEQRT2
Q のコンパクト WY 表現を使用して、実/複素一般行列の QR 因子分解を計算します。
xGEQRT3 (P)
Q のコンパクト WY 表現を使用して、実/複素一般行列の QR 因子分解を再帰的に計算します。
xGERFS (P)
連立 1 次方程式の解を改良します。
xGERFSX (P)
連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します (高精度)。
xGERQ2
非ブロック化アルゴリズムを使用して、実/複素一般長方行列の RQ 因子分解を計算します。
xGERQF
実/複素一般長方行列の RQ 因子分解を計算します。
xGESDD
分割統治法を使用して、実/複素一般長方行列の特異値分解 (SVD) を計算します (ドライバ)。
xGESV
一般行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xGESVD
実/複素一般行列の特異値分解 (SVD) を計算します (ドライバ)。
SGESVJ または DGESVJ
実一般長方行列の特異値分解 (SVD) を計算します。
xGESVX (P)
一般行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xGESVXX (P)
一般行列の連立 1 次方程式の解を計算します (高精度)。
xGETF2
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、実/複素一般行列の LU 因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xGETRF (P)
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、一般長方行列の LU 因子分解を計算します。
xGETRI
xGETRF で計算された因子分解を使用して、一般行列の逆行列を計算します。
xGETRS
xGETRF で計算された因子分解を使用して、一般行列の連立 1 次方程式を解きます。
SGSVJ0 (P) または DGSVJ0 (P)
SGESVJ または DGESVJ のプリプロセッサ。特定のピボットのみを対象としてヤコビ回転を適用します。
SGSVJ1 (P) または DGSVJ1 (P)
SGESVJ または DGESVJ のプリプロセッサ。SGESVJ または DGESVJ と同じ方法でヤコビ回転を適用しますが、収束をチェックしません (停止基準)。
xLA_GEAMV (P)
実/複素一般行列の誤差限界を計算する行列-ベクトル演算を実行します。
CLA_GERCOND_C (P) または ZLA_GERCOND_C (P)
複素一般行列の op(A)*inv(diag(c)) の無限大ノルム条件数を計算します。CREAL ベクトルです。
CLA_GERCOND_X (P) または ZLA_GERCOND_X (P)
複素一般行列の op(A)*inv(diag(x)) の無限大ノルム条件数を計算します。XCOMPLEX ベクトルです。
SLA_GERCOND(P) または DLA_GERCOND (P)
実一般行列の Skeel 条件数を推定します。
xLA_GERFSX_EXTENDED (P)
高精度反復改良を実行することによって実/複素一般行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
xLA_GERFSX_GBRPVGRW
実/複素一般行列のピボット拡大係数の逆数 norm(A)/norm(U) を計算します。
xLALS0 (P)
分割統治 SVD 法を使用した最小二乗問題の求解に後方乗算係数を適用します。xLALSA によって使用されます。
CLALSA (P) または ZLALSA (P)
コンパクト形式の複素行列の SVD を計算します。SGELSD によって使用されます。
SLALSA または DLALSA
コンパクト形式の実行列の SVD を計算します。SGELSD または DGELSD によって使用されます。
xLALSD (P)
SVD を使用して最小二乗問題を解きます。xGELSD によって使用されます。
表 31  一般行列 - 一般化問題 (一般行列のペア) ルーチン
ルーチン
機能
xGGBAK
xGGBAL からの出力に基づき一般化固有値問題の右/左固有ベクトルを生成します。
xGGBAL (P)
一般化固有値問題のために一般行列のペアを均衡化します。
xGGES
2 つの非対称行列の一般化固有値、シュール形式、およびオプションで左および/または右シュールベクトルを計算します (単純ドライバ)。
xGGESX
一般化固有値、シュール形式、およびオプションで左および/または右シュールベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
xGGEV (P)
2 つの非対称行列の一般化固有値および左および/または右一般化固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。
xGGEVX (P)
2 つの非対称行列の一般化固有値および左および/または右一般化固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
xGGGLM (P)
一般ガウス-マルコフ線形モデル (GLM) 問題を解きます。
xGGHRD (P)
直交変換を使用して、2 つの行列を一般化上ヘッセンベルグ形式に縮約します。
xGGLSE
GRQ (一般化 RQ) 因子分解を使用して LSE (制約付き線形最小二乗問題) を解きます。
xGGQRF
2 つの行列の一般化 QR 因子分解を計算します。
xGGRQF
2 つの行列の一般化 RQ 因子分解を計算します。
xGGSVD
一般化特異値分解を計算します (ドライバ)。
xGGSVP (P)
一般化特異値分解を計算するための前処理段階として直交/ユニタリ行列を計算します。
表 32  一般三重対角行列ルーチン
ルーチン
機能
xGTCON
xGTTRF で計算された LU 因子分解を使用して、三重対角行列の条件数の逆数を推定します。
xGTRFS (P)
一般三重対角行列の連立 1 次方程式の解を改良します。
xGTSV (P)
一般三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xGTSVX
一般三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xGTTRF (P)
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、一般三重対角行列の LU 因子分解を計算します。
xGTTRS
xGTTRF で計算された因子分解を使用して、一般三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます。
xGTTS2 (P)
xGTTRF で計算された LU 因子分解を使用して、三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 33  エルミート帯行列ルーチン
ルーチン
機能
CHBEV または ZHBEV
エルミート帯行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。新しいバージョンの CHBEVD または ZHBEVD に置き換えることを推奨します。
CHBEVD または ZHBEVD
エルミート帯行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
CHBEVX (P) または ZHBEVX (P)
エルミート帯行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
CHBGST (P) または ZHBGST (P)
エルミート定値帯行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。
CHBGV または ZHBGV
エルミート定値帯行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。新しいバージョンの CHBGVD または ZHBGVD に置き換えることを推奨します。
CHBGVD または ZHBGVD
エルミート定値帯行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
CHBGVX (P) または ZHBGVX (P)
エルミート定値帯行列の一般化固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
CHBTRD (P) または ZHBTRD (P)
エルミート帯行列をユニタリ相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
表 34  エルミート行列ルーチン
ルーチン
機能
CHECON または ZHECON
CHETRF または ZHETRF で計算された因子分解を使用して、エルミート行列の条件数の逆数を推定します。
CHECON_ROOK または ZHECON_ROOK
CHETRF_ROOK または ZHETRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、エルミート行列の条件数の逆数を推定します。
CHEEQUB (P) または ZHEEQUB (P)
エルミート行列を均衡化し、2 ノルムに関してその条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。
CHEEV または ZHEEV
エルミート行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの CHEEVR または ZHEEVR に置き換えることを推奨します。
CHEEVD または ZHEEVD
エルミート行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。新しいバージョンの CHEEVR または ZHEEVR に置き換えることを推奨します。
CHEEVR または ZHEEVR
複素エルミート行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
CHEEVX (P) または ZHEEVX (P)
エルミート行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
CHEGST または ZHEGST
CPOTRF または ZPOTRF で計算された因子分解を使用して、エルミート定値行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。
CHEGV または ZHEGV
複素エルミート定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。新しいバージョンの CHEGVD または ZHEGVD に置き換えることを推奨します。
CHEGVD または ZHEGVD
複素エルミート定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
CHEGVX または ZHEGVX
複素エルミート定値行列の一般化固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
CHERFS (P) または ZHERFS (P)
係数行列がエルミート不定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良します。
CHERFSX (P) または ZHERFSX (P)
係数行列がエルミート不定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良します (高精度)。
CHESV または ZHESV
複素エルミート不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。複素エルミート行列の因子分解を計算するために CHETRF が呼び出されます。
CHESV_ROOK または ZHESV_ROOK
複素エルミート不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。複素エルミート行列の因子分解を計算するために CHETRF_ROOK が呼び出されます。
CHESVX または ZHESVX
複素エルミート不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
CHESVXX (P) または ZHESVXX (P)
対角ピボット因子分解を使用して、複素正方対称行列の連立 1 次方程式の解を計算します (高精度)。
CHETD2 または ZHETD2
複素エルミート行列をユニタリ相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します (非ブロック化アルゴリズム)。
CHETF2 (P) または ZHETF2 (P)
対角ピボット法を使用して、複素エルミート行列の因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CHETF2_ROOK (P) または ZHETF2_ROOK (P)
制限付きバンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して、複素エルミート行列の因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CHETRD または ZHETRD
エルミート行列をユニタリ相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
CHETRF (P) または ZHERTF (P)
対角ピボット法を使用して、複素エルミート不定値行列の因子分解を計算します。
CHETRF_ROOK (P) または ZHERTF_ROOK (P)
バンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して、複素エルミート不定値行列の因子分解を計算します。
CHETRI (P) または ZHETRI (P)
CHETRF または ZHETRF で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列の逆行列を計算します。
CHETRI_ROOK (P) または ZHETRI_ROOK (P)
CHETRF_ROOK または ZHETRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列の逆行列を計算します。
CHETRI2 または ZHETRI2
CHETRF または ZHETRS で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列の逆行列を計算します。ワークスペース領域のリーディングディメンジョンの大きさを設定してから、逆行列を実際に計算する CHETRI2X または ZHETRI2X を呼び出します (高精度)。
CHETRI2X (P) または ZHETRI2X (P)
CHETRF または ZHETRS で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列の逆行列を計算します (高精度)。
CHETRS (P) または ZHETRS (P)
CHETRF または ZHETRF で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列を解きます。
CHETRS_ROOK (P) または ZHETRS_ROOK (P)
CHETRF_ROOK または ZHETRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、複素エルミート不定値行列を解きます。
CHETRS2 (P) または ZHETRS2 (P)
CHETRF または ZHERTF で計算され CSYCONV または ZSYCONV で変換された因子分解を使用して、複素エルミート行列の連立 1 次方程式を解きます。
CHFRK (P) または ZHFRK (P)
RFP 形式の行列に対してエルミートのランク k 演算を実行します。
CLA_HEAMV または ZLA_HEAMV
複素エルミート不定値行列の誤差限界を計算する行列-ベクトル演算を実行します。
CLA_HERCOND_C (P) または ZLA_HERCOND_C (P)
複素エルミート不定値行列の op(A)*inv(diag(c)) の無限大ノルム条件数を計算します。CREAL ベクトルです。
CLA_HERCOND_X (P) または ZLA_HERCOND_X (P)
複素エルミート不定値行列の op(A)*inv(diag(x)) の無限大ノルム条件数を計算します。XCOMPLEX ベクトルです。
CLA_HERFSX_EXTENDED (P) または ZLA_HERFSX_EXTENDED (P)
高精度反復改良を実行することによって複素エルミート不定値行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
CLAHEF (P) または ZLAHEF (P)
対角ピボット法を使用して、複素エルミート不定値行列の部分的因子分解を計算します。CHETRF または CHETRF によって使用されます。
CLAHEF_ROOK (P) または ZLAHEF_ROOK (P)
バンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して、複素エルミート不定値行列の部分的因子分解を計算します。CHETRF_ROOK または CHETRF_ROOK によって使用されます。
表 35  パック格納のエルミート行列ルーチン
ルーチン
機能
CHPCON または ZHPCON
CHPTRF または ZHPTRF で計算された因子分解を使用して、パック格納のエルミート不定値行列の条件数の逆数を推定します。
CHPEV または ZHPEV
パック格納のエルミート行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの CHPEVD または ZHPEVD に置き換えることを推奨します。
CHPEVX (P) または ZHPEVX (P)
パック格納のエルミート行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
CHPEVD または ZHPEVD
パック格納のエルミート行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
CHPGST または ZHPGST
係数行列がパック格納されている場合に、エルミート定値行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。CPPTRF または ZPPTRF で計算された因子分解を使用します。
CHPGV または ZHPGV
係数行列がパック格納されている場合に、エルミート定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの CHPGVD または ZHPGVD に置き換えることを推奨します。
CHPGVD または ZHPGVD
係数行列がパック格納されている場合に、エルミート定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
CHPGVX または ZHPGVX
係数行列がパック格納されている場合に、複素エルミート定値行列の固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
CHPRFS (P) または ZHPRFS (P)
係数行列がパック格納のエルミート不定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良します。
CHPSV または ZHPSV
係数行列がパック形式で格納されたエルミート行列である場合に、複素連立 1 次方程式の解を計算します (単純ドライバ)。
CHPSVX または ZHPSVX
係数行列がパック形式で格納されたエルミート行列である場合に、対角ピボット因子分解を使用して、複素連立 1 次方程式の解を計算します (エキスパートドライバ)。
CHPTRD または ZHPTRD
パック形式で格納された複素エルミート行列を、ユニタリ相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
CHPTRF または ZHPTRF
バンチ-カウフマン対角ピボット法を使用して、パック格納の複素エルミート行列の因子分解を計算します。
CHPTRI または ZHPTRI
CHPTRF または ZHPTRF で計算された因子分解を使用して、パック格納の複素エルミート不定値行列の逆行列を計算します。
CHPTRS (P) または ZHPTRS (P)
CHPTRF または ZHPTRF で計算された因子分解を使用して、パック形式で格納された複素エルミート不定値行列を解きます。
表 36  上ヘッセンベルグ行列ルーチン
ルーチン
機能
xHSEIN (P)
逆反復を使用して、上ヘッセンベルグ行列の指定された右および/または左固有ベクトルを計算します。
CHSEQR または ZHSEQR
マルチシフト QR 法を使用して、複素上ヘッセンベルグ行列の固有値およびシュール因子分解を計算します。
SHSEQR (P) または DHSEQR (P)
マルチシフト QR 法を使用して、実上ヘッセンベルグ行列の固有値およびシュール因子分解を計算します。
表 37  上ヘッセンベルグ行列 - 一般化問題 (ヘッセンベルグと三角行列) ルーチン
ルーチン
機能
xHGEQZ (P)
シングル/ダブルシフト QZ 法を使用して、複素行列ペア (H,T) の固有値を計算します。ここで、H は上ヘッセンベルグ行列、T は上三角行列です。このタイプの行列ペアは xGGHRD によって生成されます。
表 38  パック格納の実直交行列ルーチン
ルーチン
機能
SOPGTR (P) または DOPGTR (P)
SSPTRD または DSPTRD で求められた実三重対角行列から直交変換行列を生成します。
SOPMTR または DOPMTR
SSPTRD または DSPTRD によって三重対角形式に縮約された直交変換行列を、実一般行列に乗算します。
表 39  実直交行列ルーチン
ルーチン
機能
SORBDB または DORBDB
実分割直交行列のブロックを同時に二重対角化します。
SORBDB1 または DORBDB1
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 1)。
SORBDB2 または DORBDB2
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 2)。
SORBDB3 または DORBDB3
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 3)。
SORBDB4 または DORBDB4
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 4)。
SORBDB5 または DORBDB5
Q の正規直交列に対して列ベクトル X を直交化します。
SORBDB6 または DORBDB6
Q の正規直交列に対して列ベクトル X を直交化します。SORBDB4 または DORBDB5 によって使用されます。
SORG2L (P) または DORG2L (P)
SGEQLF または DGEQLF で求められた QL 因子分解から、実直交行列 Q の全部または一部を生成します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORG2R (P) または DORG2R (P)
SGEQRF または DGEQRF で求められた QR 因子分解から、実直交行列 Q の全部または一部を生成します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORGBR (P) または DORGBR
SGEBRD または DGEBRD で求められた二重対角形式への縮約から、実直交変換行列を生成します。
SORGHR (P) または DORGHR (P)
SGEHRD または DGEHRD で求められたヘッセンベルグ形式への縮約から、実直交変換行列を生成します。
SORGL2 (P) または DORGL2 (P)
SGELQF または DGELQF で求められた正規直交行を持つ実長方行列を生成します。
SORGLQ (P) または DORGLQ (P)
SGELQF または DGELQF で求められた LQ 因子分解から、実直交行列 Q を生成します。
SORGQL (P) または DORGQL (P)
SGEQLF または DGEQLF で求められた QL 因子分解から、実直交行列 Q を生成します。
SORGQR (P) または DORGQR (P)
SGEQRF または DGEQRF で求められた QR 因子分解から、実直交行列 Q を生成します。
SORGR2 (P) または DORGR2 (P)
SGEQRF または DGEQRF で求められた RQ 因子分解から、実直交行列 Q の全部または一部を生成します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORGRQ (P) または DORGRQ (P)
SGERQF または DGERQF で求められた RQ 因子分解から、実直交行列 Q を生成します。
SORGTR (P) または DORGTR (P)
SSYTRD または DSYTRD によって三重対角形式に縮約された実直交行列を生成します。
SORM2L または DORM2L
SGEQLF または DGEQLF で求められた QL 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORM2R または DORM2R
SGEQRF または DGEQRF で求められた QR 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORMBR または DORMBR
SGEBRD または DGEBRD によって二重対角形式に縮約された直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMHR または DORMHR
SGEHRD または DGEHRD によってヘッセンベルグ形式に縮約された直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORML2 または DORML2
SGELQF で求められた LQ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORMLQ または DORMLQ
SGELQF または DGELQF で求められた LQ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMQL または DORMQL
SGEQLF または DGEQLF で求められた QL 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMQR または DORMQR
SGEQRF または DGEQRF で求められた QR 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMR2 または DORMR2
STZRZF または DTZRZF で求められた RQ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORMR3 または DORMR3
STZRZF または DTZRZF で求められた RZ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SORMRQ または DORMRQ
SGERQF または DGERQF で求められた RQ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMRZ または DORMRZ
STZRZF または DTZRZF で求められた RZ 因子分解から得られた直交行列を、実一般行列に乗算します。
SORMTR または DORMTR
SSYTRD または DSYTRD によって三重対角形式に縮約された直交変換行列を、実一般行列に乗算します。
表 40  対称/エルミート正定値帯行列ルーチン
ルーチン
機能
xPBCON
xPBTRF で求められたコレスキー因子分解を使用して、対称/エルミート正定値帯行列の条件数の逆数を推定します。
xPBEQU (P)
対称/エルミート正定値帯行列の均衡化スケーリング係数を計算します。
xPBRFS (P)
対称/エルミート正定値帯行列の連立 1 次方程式の解を改良します。
xPBSTF
実対称正定値帯行列の split コレスキー因子分解を計算します。
xPBSV
対称/エルミート正定値帯行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xPBSVX (P)
対称/エルミート正定値帯行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xPBTF2
実対称/複素エルミート正定値帯行列のコレスキー因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xPBTRF
対称/エルミート正定値帯行列のコレスキー因子分解を計算します。
xPBTRS
xPBTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、実対称/複素エルミート正定値帯行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 41  対称/エルミート正定値行列ルーチン
ルーチン
機能
CLA_PORCOND_C (P) または ZLA_PORCOND_C (P)
複素エルミート正定値行列の op(A)*inv(diag(c)) の無限大ノルム条件数を計算します。CREAL ベクトルです。
CLA_PORCOND_X (P) または ZLA_PORCOND_X (P)
複素エルミート正定値行列の op(A)*inv(diag(x)) の無限大ノルム条件数を計算します。XCOMPLEX ベクトルです。
SLA_PORCOND (P) または DLA_PORCOND(P)
実対称正定値行列の Skeel 条件数を推定します。
xLA_LIN_BERR (P)
成分から見た相対後退誤差を計算します。
xLA_PORFSX_EXTENDED (P)
高精度反復改良を実行することによって実対称/複素エルミート正定値行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
xLA_WWADDW
ベクトル W を二重の単一ベクトル (X, Y) に加算します。これは、現存している IBM の 16 進および 2 進の浮動小数点演算すべてに使用できますが、10 進には使用できません。
xPFTRF
実対称/エルミート正定値帯行列のコレスキー因子分解を計算します。
xPFTRI
xPFTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値行列の逆行列を計算します。
xPFTRS
xPFTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます。
xPOCON
xPOTRF で求められたコレスキー因子分解を使用して、対称/エルミート正定値行列の条件数の逆数を推定します。
xPOEQU (P)
対称/エルミート正定値行列の均衡化スケーリング係数を計算します。
xPOEQUB (P)
対称/エルミート正定値行列を均衡化し、2 ノルムに関してその条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。
xPORFS (P)
コレスキー因子分解された対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式の解を改良します。
xPORFSX (P)
係数行列が実対称/エルミート正定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します (高精度)。
xPOSV
対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xPOSVX (P)
対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xPOSVXX (P)
実対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ、高精度)。要求された場合は、ノルムから見た誤差限界と最大成分から見た誤差限界の両方を返します。
xPOTRF
実対称/エルミート正定値行列のコレスキー因子分解を計算します。
xPOTRI
xPOTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値行列の逆行列を計算します。
xPOTRS
xPOTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます。
ZCPOSV
複素正定値行列の連立 1 次方程式の解を計算します (反復改良を使用した混合精度)。
表 42  パック格納の対称/エルミート正定値行列ルーチン
ルーチン
機能
xPPCON
コレスキー因子分解されたパック格納の対称正定値行列の条件数の逆数を推定します。
xPPEQU (P)
パック格納の対称/エルミート正定値行列の均衡化スケーリング係数を計算します。
xPPRFS (P)
コレスキー因子分解されたパック格納の対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式の解を改良します。
xPPSV
パック格納の対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xPPSVX (P)
パック格納の対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xPPTRF
パック形式で格納された実対称/エルミート正定値行列のコレスキー因子分解を計算します。
xPPTRI
xPPTRF で求められたコレスキー因子分解を使用して、パック格納の実対称/エルミート正定値行列の逆行列を計算します。
xPPTRS
係数行列がパック格納されている場合に、xPPTRF で求められたコレスキー因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値行列の連立 1 次方程式を解きます。
xPSTF2 (P)
実対称/エルミート半正定値行列のコレスキー因子分解を完全ピボットで計算します。このバージョンのアルゴリズムはレベル 2 BLAS を呼び出します。
xPSTRF (P)
実対称/エルミート半正定値行列のコレスキー因子分解を完全ピボットで計算します。このバージョンのアルゴリズムはレベル 3 BLAS を呼び出します。
表 43  対称/エルミート正定値三重対角行列ルーチン
ルーチン
機能
xPTCON
xPTTRF で計算されたコレスキー因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値三重対角行列の条件数の逆数を推定します。
xPTEQR (P)
実対称/エルミート正定値行列のすべての固有ベクトル、およびオプションで固有値を計算します。
xPTRFS (P)
対称/エルミート正定値三重対角行列の連立 1 次方程式の解を改良します。
xPTSV
実対称/エルミート正定値三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。
xPTSVX
実対称/エルミート正定値三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xPTTRF
実対称/エルミート正定値三重対角行列の LDLH または LDLT 因子分解を計算します。
xPTTRS
xPTTRF で求められた LDLH または LDLT 因子分解を使用して、実対称/エルミート正定値三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます。
xPTTS2 (P)
xPTTRF で計算された LDLH または LDLT 因子分解を使用して、三重対角行列の連立 1 次方程式を解きます。xPTTRS によって使用されます。
表 44  実対称帯行列ルーチン
ルーチン
機能
SSBEV または DSBEV
実対称帯行列のすべての固有値、およびオプションで左および/または右固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSBEVD または DSBEVD に置き換えることを推奨します。
SSBEVD または DSBEVD
実対称帯行列のすべての固有値、およびオプションで固有ベクトルを計算します。固有ベクトルが要求された場合は、分割統治法を使用します (ドライバ)。
SSBEVX (P) または DSBEVX (P)
対称帯行列の選択された固有値、およびオプションで左および/または右固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
SSBGST (P) または DSBGST (P)
対称定値帯行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。
SSBGV または DSBGV
対称定値帯行列の一般化固有値問題のすべての固有値、およびオプションで固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSBGVD または DSBGVD に置き換えることを推奨します。
SSBGVD または DSBGVD
対称定値帯行列の一般化固有値問題のすべての固有値、およびオプションで固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。
SSBGVX (P) または DSBGVX (P)
対称定値帯行列の一般化固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
SSBTRD (P) または DSBTRD (P)
対称帯行列を直交相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
表 45  パック格納の対称行列ルーチン
ルーチン
機能
xSPCON
xSPTRF で計算された因子分解を使用して、パック格納の実/複素対称行列の条件数の逆数を推定します。
SSFRK (P) または DSFRK (P)
RFP 形式の実行列に対して対称のランク k 演算を実行します。
SSPEV または DSPEV
パック格納の対称行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSPEVD または DSPEVD に置き換えることを推奨します。
SSPEVD または DSPEVD
パック格納の対称行列のすべての固有値、およびオプションで左および/または右固有ベクトルを計算します。固有ベクトルが要求された場合は、分割統治法を使用します (単純ドライバ)。
SSPEVX (P) または DSPEVX (P)
パック格納の対称行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
SSPGST または DSPGST
係数行列がパック格納されている場合に、実対称定値行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。SPPTRF または DPPTRF で計算された因子分解を使用します。新しいバージョンの SSPGVD または DSPGVD に置き換えることを推奨します。
SSPGV または DSPGV
係数行列がパック格納されている場合に、実対称定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSPGVD または DSPGVD に置き換えることを推奨します。
SSPGVD または DSPGVD
係数行列がパック格納されている場合に、実対称定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
SSPGVX または DSPGVX
係数行列がパック格納されている場合に、実対称定値行列の一般化固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
DSPOSV
実対称正定値行列の連立 1 次方程式の解を計算します。まず単精度で行列の因子分解を試み、必要な場合は次に倍精度で試みます。
xSPRFS (P)
係数行列がパック格納の対称不定値行列である場合に、実/複素連立 1 次方程式の計算解を改良します。
xSPSV
係数行列がパック格納の対称行列である場合に、実/複素連立 1 次方程式の解を計算します (単純ドライバ)。
xSPSVX
係数行列がパック格納の対称行列である場合に、対角ピボット因子分解を使用して、連立 1 次方程式の解を計算します (エキスパートドライバ)。
SSPTRD または DSPTRD
パック形式で格納された実対称行列を、直交相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
xSPTRF
バンチ-カウフマン対角ピボット法を使用して、パック格納の対称行列の因子分解を計算します。
xSPTRI
xSPTRF で計算された因子分解を使用して、パック格納の対称不定値行列の逆行列を計算します。
xSPTRS (P)
xSPTRF で計算された因子分解を使用して、パック格納の実/複素対称行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 46  実対称三重対角行列ルーチン
ルーチン
機能
xLAED0 (P)
分割統治法を使用して、縮約されていない実/複素対称三重対角行列のすべての固有値および対応する固有ベクトルを計算します。xSTEDC によって使用されます。
SLAED1 (P) または DLAED1 (P)
ランク 1 対称行列による変更後の、実対角行列の更新された固有システムを計算します。元の行列が三重対角行列である場合に、SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAED2 (P) または DLAED2 (P)
2 セットの固有値をソートされた 1 つのセットにマージし、問題のサイズのデフレートを試みます。SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAED3 (P) または DLAED3
永年方程式の根を見つけ、固有ベクトルを更新します。元の行列が三重対角行列である場合に、SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAED4 (P) または DLAED4 (P)
永年方程式の単根を見つけます。SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAED5 または DLAED5
2 × 2 永年方程式を解きます。SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAED6 または DLAED6
原点にもっとも近い正または負の根を計算します (永年方程式の求解における 1 つのニュートン過程)。
xLAED7 (P)
ランク 1 対称行列による変更後の、対角行列の更新された固有システムを計算します。元の行列が密行列である場合に、xSTEDC によって使用されます。
xLAED8 (P)
2 セットの固有値をソートされた 1 つのセットにマージし、永年方程式をデフレートします。元の行列が密行列である場合に、xSTEDC によって使用されます。
SLAED9 (P) または DLAED9 (P)
永年方程式の根を見つけ、固有ベクトルを更新します。元の行列が密行列である場合に、SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAEDA (P) または DLAEDA (P)
対角行列のランク 1 変更を決定するベクトルを計算します。元の行列が密行列である場合に、SSTEDC または DSTEDC によって使用されます。
SLAGTF または DLAGTF (P)
部分ピボットおよび行の入れ替えを使用して、行列 T - (lambda * I) の LU 因子分解を計算します。ここで、T は一般三重対角行列、lambda はスカラーです。SSTEIN または DSTEIN によって使用されます。
SSTEBZ または DSTEBZ
実対称三重対角行列の固有値を計算します。
CSTEDC (P) または ZSTEDC (P)
分割統治法を使用して、対称三重対角行列のすべての固有値、およびオプションで固有ベクトルを計算します。フル/バンド複素エルミート行列が CHETRD/ZHETRDCHPTRD/ZHPTRD、または CHBTRD/ZHBTRD によって三重対角形式に縮約されている場合、この行列の固有ベクトルも見つけることができます。
SSTEDC または DSTEDC
分割統治法を使用して、複素対称三重対角行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。フル/バンド実対称行列が SSYTRDSSPTRD、または SSBTRD、あるいは DSYTRDDSPTRD、または DSBTRD によって三重対角形式に縮約されている場合、この行列の固有ベクトルも見つけることができます。
xSTEGR
Relatively Robust Representation を使用して、実対称三重対角行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。xSTEGR は、改良された xSTEMR ルーチンの互換性ラッパーです。
xSTEIN (P)
逆反復を使用して、実対称三重対角行列の選択された固有ベクトルを計算します。
xSTEMR (P)
Relatively Robust Representation を使用して、実対称三重対角行列の選択された固有値、およびオプションで固有ベクトルを計算します。
xSTEQR (P)
QL または QR 法の Pal-Walker-Kahan バリアントを使用して、実対称三重対角行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。
SSTERF (P) または DSTERF (P)
QL または QR 法の root-free バリアントを使用して、実対称三重対角行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。
SSTEV または DSTEV
実対称三重対角行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSTEVR または DSTEVR に置き換えることを推奨します。
SSTEVD または DSTEVD
実対称三重対角行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSTEVR または DSTEVR に置き換えることを推奨します。
SSTEVR または DSTEVR
Relatively Robust Representation を使用して、実対称三重対角行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
SSTEVX (P) または DSTEVX (P)
実対称三重対角行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
xSTSV
係数行列が対称三重対角行列である場合に、連立 1 次方程式の解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xSTTRF (P)
バンチ-カウフマン対角ピボット法を使用して、実/複素対称三重対角行列の因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
表 47  対称行列ルーチン
ルーチン
機能
xLA_SYAMV
実/複素対称不定値行列の誤差限界を計算する行列-ベクトル演算を実行します。
CLA_SYRCOND_C (P) または ZLA_SYRCOND_C (P)
実/複素対称不定値行列の op(A)*inv(diag(c)) の無限大ノルム条件数を計算します。CREAL ベクトルです。
CLA_SYRCOND_X (P) または ZLA_SYRCOND_X (P)
実/複素対称不定値行列の op(A)*inv(diag(x)) の無限大ノルム条件数を計算します。XCOMPLEX ベクトルです。
SLA_SYRCOND (P) または DLA_SYRCOND(P)
実対称不定値行列の Skeel 条件数を推定します。
xLA_SYRFSX_EXTENDED(P)
高精度反復改良を実行することによって実/複素対称不定値行列の連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。
xLASYF
対角ピボット法を使用して、実/複素対称行列の部分的因子分解を計算します。xSYTRF によって使用されます。
xLASYF_ROOK
制限付きバンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して、実/複素対称行列の部分的因子分解を計算します。xSYTRF_ROOK によって使用されます。
xSYCON
xSYTRF で計算された因子分解を使用して、実/複素対称行列の条件数の逆数を推定します。
xSYCON_ROOK
xSYTRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、実/複素対称行列の条件数の逆数を推定します。
xSYCONV (P)
SSYTRF または DSYTRF で計算された行列を下および上三角行列に変換します。また、その逆の変換も行います。
xSYEQUB (P)
実/複素対称行列を均衡化し、2 ノルムに関してその条件数を減らすように、行および列のスケーリングを計算します。
SSYEV または DSYEV
対称行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算します (単純ドライバ)。新しいバージョンの SSYEVR または DSYEVR に置き換えることを推奨します。
SSYEVD または DSYEVD
対称行列のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。新しいバージョンの SSYEVR または DSYEVR に置き換えることを推奨します。
SSYEVR または DSYEVR
実対称三重対角行列の選択された固有値および固有ベクトルを計算します。
SSYEVX (P) または DSYEVX (P)
実対称行列の固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
SSYGS2 または DSYGS2
SPOTRF または DPOTRF から得られた因子分解結果を使用して、実対称定値行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します (非ブロック化アルゴリズム)。
SSYGST または DSYGST
SPOTRF または DPOTRF で計算された因子分解を使用して、対称定値行列の一般化固有値問題を標準形式に縮約します。
SSYGV または DSYGV
対称定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算します。新しいバージョンの SSYGVD または DSYGVD に置き換えることを推奨します。
SSYGVD または DSYGVD
対称定値行列の一般化固有値問題のすべての固有値および固有ベクトルを計算し、分割統治法を使用して固有ベクトルを計算します (ドライバ)。
SSYGVX または DSYGVX
対称定値行列の一般化固有値問題の選択された固有値および固有ベクトルを計算します (エキスパートドライバ)。
xSYRFS (P)
係数行列が対称不定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良します。
xSYRFSX (P)
係数行列が対称不定値行列である場合に、連立 1 次方程式の計算解を改良し、解の誤差限界と後退誤差推定を提供します (高精度)。
xSYSV
実/複素対称不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。対角ピボット法を使用して複素対称行列の因子分解を計算するために xSYTRF が呼び出されます。
xSYSV_ROOK
実/複素対称不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (単純ドライバ)。制限付きバンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して複素対称行列の因子分解を計算するために xSYTRF_ROOK が呼び出されます。
xSYSVX
実/複素対称不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ)。
xSYSVXX (P)
実/複素対称不定値行列の連立 1 次方程式を解きます (エキスパートドライバ、高精度)。要求された場合は、ノルムから見た誤差限界と最大成分から見た誤差限界の両方を返します。
SSYTD2 または DSYTD2
実対称行列を直交相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します (非ブロック化アルゴリズム)。
xSYTF2
対角ピボット法を使用して、実/複素対称不定値行列の因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xSYTF2_ROOK
制限付きバンチ-カウフマン (「rook」) 対角ピボット法を使用して、実/複素対称不定値行列の因子分解を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
SSYTRD または DSYTRD
実対称行列を直交相似変換によって実対称三重対角形式に縮約します。
xSYTRF (P)
バンチ-カウフマン対角ピボット法を使用して、実/複素対称不定値行列の因子分解を計算します (ブロック化アルゴリズム)。
xSYTRI
xSYTRF で計算された因子分解を使用して、実/複素対称不定値行列の逆行列を計算します。
xSYTRI_ROOK
xSYTRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、実/複素対称不定値行列の逆行列を計算します。
xSYTRI2
xSYTRF で計算された因子分解を使用して、実/複素対称不定値行列の逆行列を計算します。ワークスペースのリーディングディメンジョンを設定してから、逆行列を実際に計算する xSYTRF2X を呼び出します。
xSYTRI2X (P)
xSYTRF で計算された因子分解を使用して、実/複素対称不定値行列の逆行列を計算します。xSYTRI2 によって使用されます。
xSYTRS (P)
xSYTRF で計算された因子分解を使用して、実/複素対称行列の連立 1 次方程式を解きます。
xSYTRS_ROOK (P)
xSYTRF_ROOK で計算された因子分解を使用して、実/複素対称行列の連立 1 次方程式を解きます。
xSYTRS2 (P)
xSYTRF で計算され xSYCONV で変換された因子分解を使用して、実/複素対称行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 48  三角帯行列ルーチン
ルーチン
機能
xTBCON
三角帯行列の条件数の逆数を推定します。
xTBRFS (P)
三角帯行列の連立 1 次方程式の解の誤差限界および誤差推定を求めます。
xTBTRS
三角帯行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 49  三角行列 - 一般化問題 (三角行列のペア) ルーチン
ルーチン
機能
xTGEVC (P)
xGGHRD および xHGEQZ で計算された、実/複素三角行列のペアの右および/または左固有ベクトルの一部または全部を計算します。
xTGEXC
直交/ユニタリ等価変換を使用して、実/複素行列ペアの一般化シュール分解を並べ替えます。
xTGSEN (P)
実/複素行列ペアの一般化シュール分解を並べ替え、一般化固有値を計算します。
xTGSJA (P)
xGGSVP から得られた 2 つの実/複素三角/台形行列から、一般化特異値分解 (SVD) を計算します。
CTGSNA (P) または ZTGSNA (P)
一般化シュール正準形の 2 つの行列の指定された固有値および固有ベクトルに関する条件数の逆数を推定します。
STGSNA または DTGSNA
一般化実シュール正準形の 2 つの行列の指定された固有値および固有ベクトルに関する条件数の逆数を推定します。
xTGSYL
一般化シルベスター方程式を解きます。
表 50  パック格納の三角行列ルーチン
ルーチン
機能
xTPCON
パック格納の三角行列の条件数の逆数を推定します。
xTPMQRT
「三角-五角」ブロック鏡映行列から得られた実/複素直交行列を、2 つのブロックから成る一般行列に適用します。
xTPQRT
コンパクト WY 表現を使用して、実/複素「三角-五角」行列のブロック化 QR 因子分解を計算します。この行列は、1 つの三角ブロックと 1 つの五角ブロックで構成されています。
xTPQRT2
コンパクト WY 表現を使用して、実/複素「三角-五角」行列の QR 因子分解を計算します。この行列は、1 つの三角ブロックと 1 つの五角ブロックで構成されています。
xTPRFS (P)
係数行列がパック格納の三角行列である場合に、実/複素連立 1 次方程式の解の誤差限界と後退誤差推定を提供します。解は xTPTRS またはほかの方法で事前に取得するようにします。
xTPTRI
パック格納の実/複素三角行列の逆行列を計算します。
xTPTRS
係数行列がパック格納されている場合に、実/複素三角行列の連立 1 次方程式を解きます。
xTPTTF
実/複素三角行列を標準パック形式 (TP) から Rectangular Full Packed 形式 (TF) にコピーします。
xTPTTR
実/複素三角行列を標準パック形式 (TP) から標準フルパック形式 (TR) にコピーします。
表 51  Rectangular Full-Packed (RFP) 形式および標準パック形式の三角行列ルーチン
ルーチン
機能
xTFSM (P)
実/複素行列の行列方程式を解きます。1 つのオペランドは RFP 形式の三角行列です。
xTFTRI
RFP 形式で格納された実/複素三角行列の逆行列を計算します。
xTFTTP
実/複素三角行列を Rectangular Full-Packed 形式 (TF) から標準パック形式 (TP) にコピーします。
xTFTTR
実/複素三角行列を Rectangular Full-Packed 形式 (TF) から標準フル形式 (TR) にコピーします。
xTPTTF
実/複素三角行列を標準パック形式 (TP) から Rectangular Full Packed 形式 (TF) にコピーします。
xTPTTR
実/複素三角行列を標準パック形式 (TP) から標準フルパック形式 (TR) にコピーします。
xTRTTF
実/複素三角行列を標準フル形式 (TR) から Rectangular Full-Packed 形式 (TF) にコピーします。
xTRTTP
実/複素三角行列を標準フル形式 (TR) から標準パック形式 (TP) にコピーします。
表 52  三角行列ルーチン
ルーチン
機能
xTRCON
実/複素三角行列の逆数または条件数を推定します。
xTREVC (P)
実/複素上三角行列の右および/または左固有ベクトルを計算します。
xTREXC
直交/ユニタリ相似変換を使用して、実/複素行列のシュール因子分解を並べ替えます。
xTRRFS (P)
実/複素三角行列の連立 1 次方程式の誤差限界と誤差推定を提供します。
CTRSEN (P) または ZTRSEN (P)
複素行列 A = Q*T*Q**H のシュール因子分解を並べ替えて、選択された固有値クラスタが上三角行列 T の対角の先頭位置に現れるようにし、Q の先頭列が対応する右不変部分空間の正規直交基底を形成するようにします。
STRSEN または DTRSEN
実行列 A = Q*T*Q**T の実シュール因子分解を並べ替えて、選択された固有値クラスタが上三角行列 T の対角の先頭位置に現れるようにし、Q の先頭列が対応する右不変部分空間の正規直交基底を形成するようにします。
xTRSNA (P)
上準三角行列の選択された固有値および固有ベクトルに関する条件数の逆数を推定します。
xTRSYL
シルベスター行列方程式を解きます。
xTRTRI
実/複素三角行列の逆行列を計算します (非ブロック化アルゴリズム)。
xTRTRS
三角行列の連立 1 次方程式を解きます。
表 53  台形行列ルーチン
ルーチン
機能
xLARZ
基本鏡映行列 (xTZRZF で求められる) を実/複素一般行列に適用します。
xLARZB (P)
ブロック鏡映行列またはその転置行列を実一般行列に適用します。あるいは、ブロック鏡映行列またはその共役転置行列を複素一般行列に適用します。
xLARZT
k 個の基本鏡映行列の積として定義される実/複素ブロック鏡映行列 H の三角係数 T を生成します。
xLATZM
xORMZ に置き換えられた非推奨のルーチン。xTZRQF で生成されたハウスホルダー行列を実/複素行列に適用します。
xTZRQF (P)
xTZRZF に置き換えられた非推奨のルーチン。
xTZRZF (P)
長方上台形行列を直交変換によって上三角形式に縮約します。
表 54  ユニタリ行列ルーチン
ルーチン
機能
CUNBDB または ZUNBDB
M × M 分割ユニタリ行列のブロックを同時に二重対角化します。
CUNBDB1 または ZUNBDB1
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 1)。
CUNBDB2 または ZUNBDB2
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 2)。
CUNBDB3 または ZUNBDB3
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 3)。
CUNBDB4 または ZUNBDB4
正規直交列を持つ Tall and Skinny 行列のブロックを同時に二重対角化します (バリアント 4)。
CUNBDB5 または ZUNBDB5
Q の正規直交列に対して列ベクトル X を直交化します。
CUNBDB5 または ZUNBDB5
Q の正規直交列に対して列ベクトル X を直交化します。CUNBDB5 または ZUNBDB5 によって使用されます。
CUNCSD2BY1 または ZUNCSD2BY1
正規直交列を持ち、2 × 1 ブロック構造に分割されている M × Q 行列の CS 分解を計算します。
CUNG2L (P) または ZUNG2L (P)
CGEQLF または ZGEQLF で求められた正規直交列を持つ M × N 複素行列 Q を生成します。この Q は、次数 M の基本鏡映行列 K 個の積の最後の N 列として定義されます。
CUNG2R (P) または ZUNG2R (P)
CGEQRF または ZGEQRF で求められた正規直交列を持つ M × N 複素行列 Q を生成します。この Q は、次数 M の基本鏡映行列 K 個の積の最後の N 列として定義されます。
CUNGBR (P) または ZUNGBR (P)
CGEBRD または ZGEBRD で求められた二重対角形式への縮約から、ユニタリ変換行列を生成します。
CUNGHR (P) または ZUNGHR (P)
CGEHRD または ZGEHRD で求められたヘッセンベルグ形式への縮約から、直交変換行列を生成します。
CUNGL2 (P) または ZUNGL2 (P)
CGELQF または ZGELQF で求められた LQ 因子分解から、ユニタリ行列 Q の全部または一部を生成します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNGLQ (P) または ZUNGLQ (P)
CGELQF または ZGELQF で求められた LQ 因子分解から、ユニタリ行列 Q を生成します。
CUNGQL (P) または ZUNGQL (P)
CGEQLF または ZGEQLF で求められた QL 因子分解から、ユニタリ行列 Q を生成します。
CUNGQR (P) または ZUNGQR (P)
CGEQRF または ZGEQRF で求められた QR 因子分解から、ユニタリ行列 Q を生成します。
CUNGR2 (P) または ZUNGR2 (P)
CGERQF または ZGERQF で求められた RQ 因子分解から、ユニタリ行列 Q の全部または一部を生成します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNGRQ (P) または ZUNGRQ (P)
CGERQF または ZGERQF で求められた RQ 因子分解から、ユニタリ行列 Q を生成します。
CUNGTR (P) または ZUNGTR (P)
CHETRD または ZHETRD によって三重対角形式に縮約されたユニタリ行列を生成します。
CUNM2L または ZUNM2L
CGEQLF または ZGEQLF で求められた QL 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNM2R または ZUNM2R
CGEQRF または ZGERLF で求められた QR 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNMBR または ZUNMBR
CGEBRD または ZGEBRD によって二重対角形式に縮約されたユニタリ変換行列を、一般行列に乗算します。
CUNMHR または ZUNMHR
CGEHRD または ZGEHRD によってヘッセンベルグ形式に縮約されたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNML2 または ZUNML2
CGELQF または ZGELQF で求められた LQ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNMLQ または ZUNMLQ
CGELQF または ZGELQF で求められた LQ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNMQL または ZUNMQL
CGEQLF または ZGEQLF で求められた QL 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNMQR または ZUNMQR
CGEQRF または ZGEQRF で求められた QR 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNMR2 または ZUNMR2
CGERQF または ZGERQF で求められた RQ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNMR3 または ZUNMR3
CTZRZF または ZTZRZF で求められた RZ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します (非ブロック化アルゴリズム)。
CUNMRQ または ZUNMRQ
CGERQF または ZGERQF で求められた RQ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNMRZ または ZUNMRZ
CTZRZF または ZTZRZF で求められた RZ 因子分解から得られたユニタリ行列を、一般行列に乗算します。
CUNMTR または ZUNMTR
CHETRD または ZHETRD によって三重対角形式に縮約されたユニタリ変換行列を、一般行列に乗算します。
表 55  パック格納のユニタリ行列ルーチン
ルーチン
機能
CUPGTR (P) または ZUPGTR (P)
CHPTRD または ZHPTRD で求められた三重対角行列からユニタリ変換行列を生成します。
CUPMTR または ZUPMTR
CHPTRD または ZHPTRD によって三重対角形式に縮約されたユニタリ変換行列を、一般行列に乗算します。