Oracle® Developer Studio 12.5: パフォーマンスライブラリユーザーズガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 
第 7 章

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリの信号処理ルーチンの使用

離散フーリエ変換 (DFT) は常に科学とエンジニアリングの多くの分野で重要な分析ツールです。ただし、DFT が広く使われるようになったのは、高速フーリエ変換 (FFT) が開発されてからです。これは、FFT では O(Nlog2N) 演算のみが必要ですが、DFT では O(N2) の計算が必要であるためです。,

Oracle Developer Studio パフォーマンスライブラリには FFT、畳み込みや相関などの関連 FFT 演算、および三角法による変換を計算する一連のルーチンが含まれています。

この章は、次の 3 つのセクションに分かれています。

  • 順方向および逆方向 FFT ルーチン

  • サインおよびコサイン変換

  • 畳み込みおよび相関

各セクションには、ルーチンの使用方法を示す例が含まれています。


ヒント  -  Fortran 95 および C インタフェースと各ルーチンで使用される引数の型については、 section 3P マニュアルページで個々のルーチンを参照してください。マニュアルページのルーチン名は小文字にする必要があります。 たとえば、SFFTC ルーチンのマニュアルページを表示するには、小文字でルーチン名を指定して、次のコマンドを使用します。
% man -s 3P sfftc
FFT ルーチンの概要の場合:
% man -s 3P fft