このセクションでは、安全に関する情報のほか Oracle ZFS Storage Appliance のディスクシェルフおよびコントローラの設置に必要な工具と情報を示します。
設置を開始する前に、次のセクションをお読みください。
Oracle ZFS Storage Appliance の初期構成に関連するセキュリティー問題を理解するには、Oracle ZFS Storage Appliance セキュリティーガイド、Release OS8.6.xを参照してください。
ディスクシェルフおよびコントローラをラックに設置する前に、次の対策を講じてください。
設置を開始する前に、使用するコントローラの安全およびコンプライアンスガイドの安全エージェンシーコンプライアンスステートメントのセクションをお読みください。
安全上の理由のため、もっとも重い装置 (通常はディスクシェルフ) をラックの下部にマウントします。ラックマウントのガイドラインについては、使用しているコントローラの安全およびコンプライアンスガイドを参照してください。
装置は常にラックの底部から上へと取り付け、ラックの上が重くなって転倒しないようにします。装置の設置中はラックの転倒を防ぐために転倒防止バーを配置してください。
ラック内の温度が装置の最大定格周辺温度を超えないようにしてください。ラック内に取り付けられているすべての装置の全体的な空気循環の要件を考慮して、装置が指定の温度範囲内で動作するようにしてください。
ケージナットおよび取り付けねじを使用するラックにレールを取り付ける際には、常にその幅のスペーサ位置合わせツールを使用してください。スペーサを使用しない場合、滑ったり、スライダが引っかかったりしてレールを傷つける原因になることがあります。
すぐに交換できない場合はコンポーネントを取り外さないでください。ディスクシェルフを稼働するには、すべてのコンポーネントが取り付けられている必要があります。
ファンモジュール付き電源装置に付いているハンドルを持ってディスクシェルフを持ち上げないようにしてください。このハンドルはディスクシェルフの重量に耐えるように設計されていません。
DEx-24 ディスクシェルフでは次のいずれかのラックを使用してください。
Sun Rack II 1042/1242 キャビネット
垂直キャビネットのレール間の正面から背面までの奥行きが 61 から 91 cm (24 インチから 36 インチ) の、19 インチ幅 4 ポストの EIA 互換ラックまたはキャビネット。キャビネットレールはねじ式またはねじ山のないものです。ねじ式キャビネットは、M6 または 10-32 キャビネットでなければなりません。キャビネットは、収容するすべての装置の合計重量を支えることができなければなりません。
Sun Disk Shelf 用の次のいずれかのラックを使用してください。
Sun Rack 900/1000 キャビネット
Sun Fire キャビネット
Sun StorEdge 拡張キャビネット
Sun Rack II 1042/1242 キャビネット
垂直キャビネットのレール間の正面から背面までの奥行きが 61 から 91 cm (24 インチから 36 インチ) の、19 インチ幅 4 ポストの EIA 互換ラックまたはキャビネット。キャビネットレールはねじ式またはねじ山のないものです。
ディスクシェルフを設置するには、次の工具が必要です。
最低 4 インチのプラスのねじ回し (Phillips の 2 番)。
ねじ式キャビネットを使用する場合は T20 Torx ドライバ (DEx-24P)。
シャーシが重過ぎて持ち上げられないこともあるため、リフティング用機械のご使用を強くお勧めします。DE3-24P および DE2-24P ディスクシェルフを設置する場合、少なくとも 2 人必要になります (ディスクシェルフの両側に 1 人ずつ)。DE3-24C および DE2-24C ディスクシェルフを設置する場合、少なくとも 3 人必要になります (ディスクシェルフの両側に 1 人ずつと前方に 1 人)。
シェルフがレールに正しくかみ合っていることを確認するためのフラッシュライト。
コントローラを設置するには、次の工具が必要です。
プラスのねじ回し (Phillips の 2 番)
ESD マットおよびアースストラップ
フロントパネルのボタンを押すための鉛筆、ペン、またはほかの先が細い工具
オプションのリフティング用機械
また、次のいずれかのようなシステムコンソールデバイスも必要です。
ワークステーション
ASCII 端末
端末サーバー
端末サーバーに接続されたパッチパネル