このセクションでは、Oracle ZFS Storage ZS3-4 コントローラの概要を示します。設置の手順については、ZS4-4 または ZS3-4 コントローラの設置を参照してください。保守手順については、Oracle ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアルのZS3-4 コントローラの保守を参照してください。
次に、ZS3-4 コントローラの電気的仕様の一覧を示します。
入力
周波数: 50/60Hz
AC 動作範囲: 200 から 240 VAC
最大電流 AC RMS: 12A @ 200 VAC
電力消費
最大消費電力: 1800 W
最大放熱量: 6143 BTU/hr
定格電圧・電流: 1837 VA @ 240 VAC、0.98 P.F
ZS3-4 コントローラを単一のコントローラ、または 2 つのコントローラとして構成して、高可用性クラスタ構成を作成できます。次の表に、構成オプションを示します。
|
最新のコンポーネントの仕様については、http://oracle.com/zfsstorage を参照してください。
図 30 ZS3-4 のフロントパネル
|
ZS3-4 コントローラには、スロット 0 と 1 に 2 台の SAS-2 システムブートドライブがあり、ミラー化されたペアとして構成されています。4 台までの SAS-2 読み取りキャッシュ SSD を、スロット 2 から 5 まで順番に搭載できます。サポートされる HDD および SSD については、Oracle システムハンドブックを参照してください。
図 31 システムブートドライブ LED
|
次の図に、ZS3-4 コントローラの背面パネルを示します。基本構成の HBA は、この図には描かれていません。
PCIe カードの詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアルのZS3-4 PCIe I/O カードを参照してください。
図 32 ZS3-4 背面パネルのコンポーネント
|
Ethernet ポート - ZS3-4 のマザーボードには、10/100/1000 Mbps で動作する 4 つの RJ-45 ギガビット Ethernet コネクタ (NET 0、NET 1、NET 2、NET 3) があります。これらのネットワークインタフェースは、使用前に構成しておく必要があります。
ネットワーク管理ポート - ネットワーク管理コネクタ (NET MGT) は RJ-45 10/100 BASE-T Ethernet ポートで、SP コンソールへの LAN インタフェースを提供します。
シリアル管理ポート - シリアル管理コネクタ (SER MGT) は RJ-45 コネクタで、SP コンソールへの端末接続を提供します。
HBA ポート - ZS3-4 に取り付けられている 4x4 SAS-2 HBA は、外部 DE2 および Sun Disk Shelf への接続を提供します。HBA ポートは、上から下に 3 - 0 と番号付けされています。