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Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.6.x

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更新: 2016 年 9 月
 
 

量子化プロットの調整

スクリーンショットの NFS 待機時間統計は量子化プロットとして描画されます。この名前はデータが収集および表示される方法を表しています。統計を更新するたびに、データはバケットに量子化され、図表のブロックとして描画されます。その秒におけるバケットのイベントが多いほど、ブロックは濃く描画されます。

スクリーンショットの例では、NFSv3 の動作が 9 ミリ秒を超えて広がり (Y 軸は待機時間)、イベントがある程度発生して待機時間が 1 ミリ秒未満に低下したことを示しています。別の統計を作図しても待機時間の低下を説明できます。つまり、ファイルシステムのキャッシュヒット率がミスにより徐々に減少してこの時点でゼロになり、ワークロードがディスクからランダムに読み取られ (0 - 9 ミリ秒以上の遅延時間)、DRAM にキャッシュされていたファイルの読み取りに切り替わります。

量子化プロットは I/O 待機時間、I/O オフセット、I/O サイズに使用され、次の機能を提供します。

  • 平均、最大、または最小だけでないデータプロファイルの詳細な理解により、すべてのイベントを可視化し、パターン識別を促進します。

  • 垂直外れ値の除去。この機能がない場合、Y 軸はもっとも高いイベントを含めるために、常に圧縮して表示されます。外れ値の除外アイコン image:グラフから外れ値を除外することを示すアイコン をクリックすると、外れ値を除去するさまざまな割合を切り替えることができます。このアイコンの上にマウスのポインタを置くと、現在の値が表示されます。

  • 垂直ズーム: 左のボックスのリストから低いポイントをクリックし、Shift キーを押しながら高いポイントをクリックします。ここで外れ値の除外アイコンをクリックして、この範囲をズームします。

  • 高さは拡張できます。プロット中央の下にある白い線を探し、クリックして下向きにドラッグします。

  • 幅は使用しているブラウザのサイズに合うように拡張されます。

  • 移動アイコン image:項目を移動できることを示すアイコン をクリックしてドラッグすると、統計の垂直位置が切り替わります。